「ショート 短編 現代」を含む小説

公園のベンチで、木々を見上げながら君は言う。 ――俺はさ、夢を諦めた人も認めてあげるべきだと思うんだ。 そうして、少年は夢への想いを語りだす。

幼馴染の女の子の結婚式に参加する、ある男。 綺麗な幼馴染の姿に、男の想いが溢れ出す。 彼は、今でも、彼女への想いを捨てられずにいた……。

年上にモテるアイ。 大学に進学し、初めて年上の准教授を好きになる。 大学の同級生ショウタと准教授に会いに行くアイだったが……。

気楽に読めるものをここに置いておきます。

あるカウンセラーのもとに通う女性。 その女性は、カウンセラーに話を始める。 「……先生、私はどうするのが正解だったのでしょうか」 そうして、語られたのは、女性の懺悔だった。

「すごいね」「さすがだね」 そんな言葉で、男はよく褒められていた。 でも、そんな誉め言葉は男はとって、暴言と同じような、鋭利な言葉のナイフだった――。 半分程度のフィクションと…

2016年小説現代八月号のショートショートコンテストで掲載された作品です。

大好きな人との帰り道、不意に二人きりの瞬間が訪れる。大好きな人は――親友のお兄ちゃん。妹の友達として、妹同然に扱われていることには気づいている。それでも、思いは募っていくばかりで…

思い更ける青年が、不思議な夢を見たことがきっかけで、北を目指して電車に乗る。ショートストーリー。

超短編。ショートショート未満です。何とも言えない微妙な時間のお供にどうぞ。 彼氏と別れた大学生の女の子のお話です。

特に楽しく喋るわけでもなく。一緒にゲームをするわけでもない。それなのに、幼馴染の少女は少年の部屋を訪れる。 なぜ、少女は少年の部屋に遊びに来るのか。なんとなく、その理由を少年は分…

まだ若い友人のお葬式に参加した二人の女性、アキとカヤ。 動かなくなった友人の姿を見て、泣きじゃくるアキに対してカヤは泣かなかった。 アキが、なぜ泣かなかったのかをカヤに聞いてみる…

妻とのドライブ中に、興味深い名前の店を見つけた。

悪魔が開いた店の出すビスケットは大人気。 でもそれはビスケットに魔法の仕掛けがあるから。 人によって味や食感が異なるのです。 ビスケットの感想を人々が言い争っているのを悪魔は楽し…

二重人格の凶悪犯。その取り調べの風景。

バットを忘れた。

勉強も仕事も恋愛も"うまくやれていた"男。 しかしある時、何もかも面倒になり仕事を辞める。 そして、男は今までのことを思い出し、気付く。 ――正しくあることだけが、俺を構成してい…

十人もの人間を殺害した罪で取り調べを受けるある男。 その罪人は、言う。 ――俺は、生まれ変わって同じ境遇になったら、何度でも同じことをするぜ。 何故、男は罪を犯したのか。 男はゆ…