「人魚」を含む小説

宇緑宵（うろく・よい）は残り少ない高校生活を謳歌することに夢中な、どこにでもいる普通の高校生だった。父方の実家に帰省した彼女が、沫（まつ）という少女に出会うまでは…… 人魚姫を…

日常をテーマにした短編集（予定）。 「瓶の中の人魚」全四話 中学生のぼくが海辺で拾った瓶には、生きた人魚が入っていて。 思春期の孤独といら立ちと人魚との別れ 「あの子とキスを」…

『艦内に満たされる水による　船の破壊まで１２分１５秒』 宇宙船の中は　まるで荒れくるう海の中のようであった…- 『水の核』・・惑星一つ分の水を 圧縮して運んでいたのだったが‥（野…

　ファシア王国第二王子アルフォンス十五歳は愕然としていた。 　今日は婚約者候補とのお茶会と聞いていたのだが、実際は仕組まれた鬼ごっこだった。鬼ごっこは、王子が捕まり候補者にキスさ…

LINEノベルにて連載していたものをそのまま持ってきました。 進行性声帯侵食症候群。 それは人魚姫症候群として知られる未知の病気だ。けれど、患者が少ないために治療法が確立されて…

私はその真実を知ってしまったから、もう後には戻れない。（※重複投稿作品）

無配本用に書き下ろした百合作品です。 同人誌としてはもう百合というか恋愛ものをほとんど書かなくなってしまいましたが、なぜか無配本だけは百合で貫き通してます。 源流だからかしら。

言うなればそう、逆人魚姫。魚→人ではなく、人→魚。転生勇者が姫に会う、勇者が恋に落ちる、だけど叶わず終わる…という流れ。短いので、全体的にかなりのスピード展開。なので、さくさく読…

「サカナ」を殺す存在である「ツリビト」がサカナの美しい少女に心惹かれてしまった。新人のツリビトにはよくある話だ。

「お父様、このように丸々と太った酒樽のような方とは暮らせませんわ。隣に立てば暑苦しいったらないでしょう」 「この方も背がひょろりと高過ぎてまるで棒切れのよう。私が扇で仰げば倒れ…

高１の夏休み。ホエールウォッチングに参加したら遭難した。事故……いや、悪意ある陰謀に巻き込まれたと言っていい。ほんの少しのお節介と優しさ、それと好奇心が……自分の命を危うくするこ…

童話のような恋がしたい。 何も知らない赤ずきんのように、 泳げない人魚姫のように、 走り回るアリスのように、 夢を見る眠り姫のように、 恋の味を知らない白雪姫のように、 背伸び…

「桃太郎」や「浦島太郎」など、一度は聞いたことがあるおとぎばなしを、自分なりにアレンジしたものです。たまに別々の話が融合する予感。全てに人魚をからめるつもりです。書きたいものを書…

気付いたら私は人魚姫になっていた。 前世の記憶を取り戻したのは、泡になって消える瞬間――って何だそれ！？ 私は、この世界の創造主であり魔法使いでもあるアスラによって取り込まれた…

未だ街から脱せぬ少女は、自称・人間の店主と共に訪れた海で、元いた場所で知る少年と遭遇する。人間好きの店主の分け隔てない扱いに、自分の感情を持て余してしまう少女。だが、揺らぐ心に時…

人魚のサラは、人目をぬすんで陸に遊びに行くのが大好きだった。しかしある日、うっかり人間の王女、ローラに見つかってしまったことから、二人の秘密の関係がはじまるのだった。

　東の果てから流れてきた主人公　朝護(あさご) は西の果てで、教団に追われていたもう一人の主人公　マルガレーテに出会う。 　“災害”によってすべてを喪った朝護は、強い志を抱く修…

人間の王子様に恋をした人魚姫のリリア。 泡になって消える運命の彼女を救うのは、 王子様と結ばれるはずのお姫様……？ 人間に恋をした人魚と、人魚に恋をした人間。二人を待ち受ける結末…