「都市伝説」を含む小説

昨日までただの大学生だった。今、神器の刀を振るい、巧貢は鬼を狩る。 岩を彫られてできた祠を、友人が壊した。 その二日後、友人は突然死でこの世を去った。 あの場にいた自分も、祠…

大学生・橘エリカは、都市伝説を描くうちに《妖精の輪》の噂を聞く。妖精に魅せられたエリカだったが、古書店の主・長瀬摩耶は妖精の危険性を告げる。摩耶の忠告を受けながらもエリカは、《妖…

面会した男は、仕事の勧誘に来たという。 そりゃおかしい。オレは服役の最中だぜ？ この男は、囚人に何をさせたいんだ？ 奇妙な状況に興味がわいたオレは、男の話につき合った。 このと…

布士翠のもとに母から電話が来たのは、仕事を辞めてから一か月が経ったころだった。 「親愛コーポレーションさんからの依頼でね。布士家の人間と一緒に行ってほしい土地があるんだって。あ…

昔、都市伝説の本を読んでいたときに目にした 壁に頭をくっつけて「別の世界に連れて行って下さい」と念じると、壁から手が出て来て壁の中に引きずり込まれる。 ……こういう話から、考…

顔ダニに関する雑学です

デジタル化されているのに突如電源の入っていないテレビに映る砂嵐。 そこに浮かび上がる文字は――。 「もしもし、私メリーさん」 相手を追い詰めて殺す怪異、その電話を受けた女性の取…

※本作は、『足音ふたつ』及び『私が冬を嫌いな理由はねえ・‥』という拙作２作品と関連する話で、かつネタバレを含みます。もし前作を読んでいない場合は、先にそちらからご覧になって下さい…

市目鯖（しめさば）高校2年のシゲミは、怪異専門の殺し屋。依頼を受けて悪霊を駆除するプロフェッショナル。武器はC-4プラスチック爆弾と手榴弾。爆発のエネルギーで悪霊をあの世の果てま…

1980年代からある地域で流行っていた遊びをオカルトライターの私が取材した内容です。この遊びにはナニかがある。

ここにはある噂がある。失恋の踏切と呼ばれる踏切を失恋した人が通ると事故死するという。まるで失われた想いを追うように。

「寝ている際に作業を代わりにやってくれる」 　そんな都市伝説は無数にあるし、昔から存在するようなネタの部類だろう。 　しかし、令和日本では類似事例と言うには、似ても似つかない…

電車で寝過ごしてしまった俺は、見知らぬ寂れた駅に着いていた。 周囲には目立つ物なし。電話繋がらず、SNSもつながらず、GPSも死んでいる。 ハイ詰んだー、ここ「きさらぎ駅」ですね…

「女子でも安心な一人飲み」というコンセプトの紹介記事を任された、若手ライターの立風ひばり。 取材のため居酒屋を巡り始めるが、飲み屋通いの経験が浅くて店内での上手い振る舞いがわから…

忘れられない。死ぬまで忘れられない。いや、死んでも忘れられない。そんな強烈な印象を残した怖ろしい体験談を書き綴ってまいります。

僕達は、住んでいた星に隕石が衝突するのが分かって、宇宙船を作って逃げ出した。 逃げるあてなんて全く無いまま始まった宇宙の旅の目的は、すぐに決まった。 僕達が住める別の星を探す事だ…

　弱小出版「徒然出版」のエース記者・澤木信介は、後輩記者である峯川が企画に挙げた「写真の家」の記事を見て憤慨する。なぜならその記事は、出版業界が禁忌とした「関わるだけでも危険なネ…

佐倉美咲は、口が耳まで裂けた都市伝説の「口裂け女」。ひょんなことから大手文具メーカー「ニッポン文具」に就職し、マスクで正体を隠しながらOL生活をスタートさせる。だが、内気で陰気な…

都市伝説検証サイト『エニグマ・リサーチ』管理人・佐藤慎一が失踪した。彼の友人・高橋健太は、佐藤が残した暗号化ファイル「kotodama.zip」を発見する。 ファイルには、AI…