「短編／ショートショート」を含む小説

家でも学校でも居場所を見つけられない、中学生の澪。 そんな彼女は、向かいの家に住む引きこもりの叔父、亨おじさんと出会う。 亨おじさんはガレージに、タイヤのない軽自動車を隠してい…

ある日、全てがお菓子になった。ちょっと不思議な世界の行く末です。

新しい会社に入社したK。初めは順調だったものの、日に日に悪くなる体調に異変を感じていた。 1ヶ月後、彼はその理由を知ることなく、長い眠りについたのだった。

大学の先輩の部屋にあった一つの本棚。そこから本が落ちると、その作者が死ぬ。年に一度、本は必ず落ちる。

もし酒に意識があったら、"酔い"にまつわる罪は誰のせい？ 酒は飲んでも飲まれるな、じゃないですが、酒にまつわる童話のような不思議な話。 決して、酩酊状態で書いたわけではございませ…

ようこそ。 私はアリーティアと申します。 ここは『最期の部屋』と呼ばれる私の住まい。 さあ、あなたの『これから』を選んでください。

小さな町の古道具屋さんを舞台にした、1話完結のショートショートです。どこからでも読めます。

病室に満ちる、家族の『怒り』と『悪意』。 倒れた父を見舞いに来た会社の男を前に、母と祖母の顔には露骨な嫌悪が浮かんでいた。子どもだった私は、母と祖母の仕掛けた悪意の罠に気付いて…

　一田和樹さま主催、第３回無貌賞「わたしの発狂日記」に寄せて書いた作品です。 　結果、『大賞』をいただきました。 　（あらすじ） 　その日記は『ヒトを喰う日記』だとされる。そこ…

アンドロイド犬は、帰らぬ主人を駅前で１００年も２００年も待ち続けた……

2050年のある秋の日。 空から落ちた光のしずくを追って、 少年・そーたは丘の裏の森へ駆けだした。 そこで見つけたのは、丸い金属の球体。 ——そして、中から現れた首の長い小さ…

女は雑役婦として監獄に勤めていた。彼女は囚人三〇七番に食事を届け、彼と親しく交流していく。

牧伸二を記憶している中高年向けのおはなしです。

※カクヨム×TikTokの1分で読める創作小説に公式からピックアップされておりました！ 最愛の妻が亡くなって、プログラマーの"俺"は妻そっくりに受け答えするAIプログラムを作った…

朝の目覚ましも、お米が炊けた合図も、上司からのメールの返信まで全部してくれる「喋る家電」たち。 便利な世界だけど、リモコンだけはどうにも私に距離が近すぎる。 そんなリモコンと私の…

　同じクラスの野球部の彼とバス停で会った。今まで話しかけることも近づくこともできなかったけど……。

ハロウィンの夜、 パーティー帰りに僕は、 自販機のラインナップをみた。 でも、なんだか違う。 ハロウィンだからかな? おかしいな……

虐待や誤認逮捕等茶飯事だった昔。今の進化を遂げ続けている精神科医療や警察捜査が交わる過去からの訴えに耳を澄ました時、僕は唯立ち尽くすのみ。

親を亡くした姉と妹の崩壊、そして再生の時。