魔法の世界に迷い込んでしまったような、だけど優しく、どことなく懐かしい感覚になる、不思議な古道具屋さんのお話です。多くを語らないショートショートだからこそ、読者は大いに想像力を掻き立てられることと思います。短いお話の中に込められた様々な思いを、皆さんも読み取ってみませんか?
不思議な世界を垣間見ているようで、実はすべて主人のために作られているものたちではないのか?と思ったり、さまざまな想像ができて楽しめる作品でした。
どの古道具も使い用によってはとんでもない道具になりうるものばかりなのに、お客さんたちは手に取りながらも誰もそんなことには気づかない。店主も特に教えない。静かで淡々とした文章の中にも、古道具屋さんの優しさや愛着のような感情が垣間見え、こんな人柄の古道具屋さんだからこそ、こんな風変わりで気難しそうな道具たちが自然と集まってくるのかな、なんて想像しました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(918文字)
ほら、魔法の世界がゆっくりとこちらへ手招きしていますよ。彼らを脅かさないように、静かにのぞいてみましょう。きっと素敵な秘密を教えてくれるから___。
この作品を読んで、すぐに夢中になりました。優しく語られる物語はすべて美しいと思います。カクヨムの中にはたくさんの作者さまが、そしてたくさん作品がありますが。その中で埋もれてしまっては行けないと思い、拙い文章ですがレビューコメント書かせて頂きました。ホントに素敵な作品です読むべき作品です
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