「妖(あやかし)」を含む小説

始末屋のヒズミとまだ幼いミカヅキ父娘。旅の途中、出逢った自称・退治屋の女、チヨは何かと謎多き人物だった。只人には見えぬ妖(あやかし)を連れ旅をするチヨの負った傷を癒やす為、立ち寄…

「トリあえず」のお題で一席。前回、前々回と同じ、『霊媒師ミユキ』のホラー風ファンタジーです。今回も、相棒のクロウとのコンビで、謎解きに挑戦。すっかり、連作短編になってしまいました。

ある日、私、佐渡アキの前に現れた謎のイケメン。美味しいバイトに誘われて、怪しいと思いながらもホイホイついていったら、いきなりあんなことになって！？

KACの『お題』第５回「はなさないで」の一席。今回は、第４回の『ささくれ』の続編にしてみました。一種のシリーズの一編として、楽しんでください。妖(あやかし)を祓う『霊媒師ミユキ』…

　妖怪たちが人間と共に共存している世界を舞台にした学園ファンタジー開幕！ 　トリニキこと鳥塚二夫は、ひょんなことから教師として「あやかし学園」に赴任される事に。数多くの妖怪が在籍…

　亡くなった祖父からの遺言状を父から受け取った青年、有坂優斗は「実家をお前にやる。約束を果たせ」と書かれた遺言状に「なんのことだ？」と首を傾げる。 　その数日後、週末の休みに実…

残業続きのサラリーマンは、日々の疲れ、とりわけ心の疲れを癒すため、温泉へ行くことを決意する。 とはいえ、既に深夜を過ぎている。 「さすがに、この時間帯で営業している店なんてない…

駆け出しの青年退魔師である玖堂冬夜（くどうとうや）は、今日も相棒の逢坂志季（おうさかしき）と共に幻妖と戦っている。 ……が、退魔師協会のおっさんたちに『ヘタレ』とからかわれてい…

田舎で祖母を支えながら暮らしていた十八歳の小珠のもとに、ある日突然空狐と名乗る美しい狐の妖怪がやってくる。 「貴女には、我ら一族の長、天狐様と結婚して頂きます」 祖母の薬…

――罪人の子、四条シオン。 彼が手にした刀と異能と才覚が、あらゆる英霊《てき》を斬り刻むだけの物語である。

古(いにしえ)の時代(とき)より伝わる言葉がある。 妖(あやかし)とは人の心に宿りし闇。 悪しき心に侵され闇に堕ちし者、怪物となりて夜な夜な人々を襲うなり。 人々に申し伝わる噂…

内閣府直轄機関【陰陽寮】。 その全盛期は平安時代と言われているが、第二次世界大戦が終結して100年近く経った現在の日本では、不安が生み出す【妖】の大量発生が起こっている。そのた…

紫の右目を持つ楓は、十の年に親からも村からも捨てられた。 死に場所を求め廃村に向かっている途中、墓守だと名乗る着流し姿の男に声をかけられる。 「のう、そこな娘。どこへ行くつもりじ…

　輝飛の表の顔は高校生。裏の顔は——立てば鬼神、座れば閻魔、歩く姿は破壊神の荒くれ者——と人間を餌としか思っていない妖にさえ恐れられる霊媒師。 　そんな彼が、顔も知らない依頼人…

ひねくれた河童の妖怪と夢見がちな女子高生が、消えた左腕を取り戻しに行くお話です。

日常アリ、戦闘アリ、ホラーはマジほんのり。 妖狐アリ、電脳ミニ、呪術もそれなりにアリ。 どこかにありそうで、どこにもない。そんな怪異みたいに異質な物語。

「お前は私の婿になってもらう。そして、死んでもらう」

幽節1654年。大陸最大の国家である見晴国では物の怪の存在がまことしやかにささやかれていた。信じる者、嘘だと一蹴する者、存在すら知らない者、考えは様々であったが、物の怪の仕業だと…

　主人公、葛（かずら）は妖狐の家族に生まれ、両親の愛情を一身に受け育った少女だった。 　しかし妖狐の家族は、固有妖術である『憑依』を持つが故に他の妖怪に恐れられ、迫害されていた。…

孤児の蜜井戸さぎりは、萩恒家のメイドだ。 狐火の異能を持つ萩恒家は、４年前に襲撃に遭い、生き残ったのは、１８歳の嫡男・崇史と、３歳の姪・希海だけだった。 この４年間、さぎり…