「公衆」を含む小説

古風で厳格な両親に育てられた小日向彼方（こひなた　かなた）は もう高校生だというのにスマートフォンすら持たせてもらえず、憂鬱な学校生活を送っていた。 親への連絡手段は、決まって路…

誰が言い出したのか分からない、ある都市伝説が世間で囁かれていた。 丑三つ時の公衆電話、とある番号に電話を掛ける事で───と繋がる.... そんな都市伝説が。

「セラス・フィンドラル！　たった今、この僕――侯爵家子息であるシグルド・カスケードは君との婚約を破棄する！」 　男爵令嬢ことセラスは、婚約者であったシグルドに大ホールでのパーテ…

【あらすじ】 　カスケード王国には魔力水晶石と呼ばれる特殊な鉱物が国中に存在しており、その魔力水晶石に特別な魔力を流すことで〈魔素〉による疫病などを防いでいた特別な聖女がいた。 …

【あらすじ】 「シンシア・バートン。今日この場を借りてお前に告げる。お前との婚約は破棄だ。もちろん異論は認めない。お前はそれほどの重罪を犯したのだから」 　シンシア・バートン…

　伯爵家令嬢のレミリア・マクマホンは、実の姉であるミディア・マクマホンから婚約者であった公爵家の長男――グランツ・オーレンを寝取った。 　理由は才色兼備でスタイル抜群の自分では…

男爵令嬢であるマイア・シュミナールこと私は、招待された王家主催の晩餐会で何度目かの〝公衆の面前での婚約破棄〟を目撃してしまう。 　公衆の面前での婚約破棄をしたのは、女好きと噂さ…

この世は天界、人間界、魔界で成り立っている。 その人間界に、『人間の成り損ない』と蔑まれて育った一人の人間がいた。 それが僕、レイル。 全ての人間が５歳で受ける神殿での祝福で、た…

私の街にあるさびれた公衆電話は、とある番号を満月の夜にかけると、異世界の住人と会話できるという変な言い伝えがある。とはいえ、かけると高確率で向こうから怒られるっぽい(当たり前か)…

さえない会社員の田中は、趣味でGoogleマップに口コミを投稿している。「外訪時にサボれる公園」「立ち読み可のコンビニ」「上司と出くわす心配のない喫茶店」「落ち着いてクソできる公…

「10円から始まった10億円の冒険」は、ある男性が10円でガムを買い、それを噛んだ後にお腹が痛くなり公衆トイレに駆け込むという出来事から始まります。公衆トイレで1枚の宝くじを見つ…

公衆トイレに住み着く「何か」に転生した俺は、トイレ掃除に来たウサ耳少女と巡り合う。 やがてふたりの出会いは、大陸全体を巻き込むほどの騒動へと発展する。 これは、一柱のトイレの神様…

王太子に公衆の面前で婚約破棄された侯爵令嬢。 王太子の隣には他の女性がピッタリと寄り添っている。 鉄面皮毒舌令嬢は、この場面を乗り切れるか？

　ある日、上野健斗(うえのけんと)がおやつを買いに外を歩いていると、突然、顔に猫がとびかかってきた。 　その猫は同じ小学校に通うお友達の白川琴音(しらかわことね)さんがあやまって…

私のお義兄様――侯爵令息ニコラス・ロブソンは、悪役令息と呼ばれている。 フィリス・メアディ伯爵令嬢の婚約者であったにもかかわらず、彼女を虐げていたともっぱらの噂なのだ。フィリス嬢…

企画参加作品です。 柴田恭太朗様企画：【三題噺 #27】「地図」「タブレット」「ブドウ」 雲下うさぎ様企画：お題『書きかけの地図』で３００文字以内の詩か小説をお願いします。

残業続きで生きる気力を失っていた男は、残業終わりに電話をかけるため携帯電話を探していた。 やっと見つけた携帯電話だが、運悪く充電切れ。 男が周りを見渡すと、そこには一つの電話ボッ…

とあるパーティーの席でのこと。 『アナスタシア・フレア。この場を借りて、グルー・マルクは貴方への婚約破棄を申し入れる！』 公衆の面前で、アナスタシアは婚約者であるグルーに婚…

『フィオラ！君の行動には散々目を瞑ってきたが、もう我慢できない……。本日を持って婚約を破棄する！』 公衆の面前で、フィオラは糾弾された。さらには身に覚えのない言いがかりをつけられ…