ささやかな始まりで、地味というか…とりたてていうこともない。それなのに、主人公の喜びについ引き込まれ、続きが読みたくなった書き出しでした。いま、そんなひとが実際にいるんだな、そんな息づかいが感じられたから、引き込まれるのかな、とも。