「渡る」を含む小説

全世界で筆者しか書けない大友軍記の物語 大友興廃記という本の作者の生涯を、作品の内容から類推して書いた創作小説。 ２３巻に渡る大作を全て読んで現代語訳するような変人は筆者以外、…

長い夜と好きな舟。

清水勇作は二週間前に青木市にのとあるアパートに一人暮らしのため引っ越してきたわけだが、毎晩午前三時から三十分に渡る喘ぎ声に悩まされ、ある日苦情を言いに行くことに。 だが、そこにい…

長きに渡る戦国時代も大坂・夏の陣をもって終わりを告げる …はずだった。 まさかの大逆転、豊臣勢が真田の活躍もありまさかの逆襲で徳川家康と秀忠を討ち果たし、大坂の陣の勝者に。果…

卒業パーティー恒例の余興をしていたら邪魔が入りました。この婚約破棄と断罪は全部お芝居なんですけど。 「アメリア・ハワード、私は運命の女性と出会ってしまった。ここにいるセレンだ。…

音符が漂う海の上には、白と黒の鍵盤が並んでいた。 透明な青と濁った青が交わる線まで、鍵盤は続いている。この上を走って行ったら、どこに辿り着けるのだろう。 海の上にピアノの鍵盤が…

　一切が謎に包まれた〈幽霊船〉―― 　次元の狭間を彷徨うそこには、あらゆる世界からやってきた人々が暮らしている。 　成長した姿で卵から産まれた竜人族の少女。 　万象を記す書物を…

岐崔動乱から四年。ようやく官位を得た文輝は武官としての任に励んでいたが、ある朝、不思議な伝頼鳥が届く。そこには湖水の向かい・沢陽口の城郭に異変が起きていると記されているが、誰が発…

【あらすじ】 遠い遠い未来……人類は宇宙へと羽ばたき、その生息圏を広げていった。やがてその宇宙を舞台に、かつての地球の時代と同様に、争い、戦い、和し、統一し……それを繰り返して幾…

何やら訳ありの人嫌い主人公が成長しながらファンタジー世界を謳歌する話です。 自身や世界の謎を解き明かしながらまったり進みます。 どちらかというと女性向け。 ※ 鬱展開もあります…

犯罪複合体マルスから〈月の裏側〉が奪取したのは、若き女性フィクサー・高塔百合子の暗殺計画だった。顔も、声も、性別も、遺伝子さえも標的に合わせて作り替える変幻自在の暗殺者〈ヒュプノ…

『神々の気まぐれでチートを与えられた人類が増えすぎた。宇宙のバランスが崩れるので、チートは回収する』。神界の決定により、若き天使マインが敬愛する女神エイロスと共にチート回収のため…

＊2021年12月再開予定。 「魔王は必ず闇に堕ち。その都度勇者に討たれ、平和は保たれてきた」 どれだけ絆を繋ごうと、どれだけ誓い合おうと。 フェルシアーノ建国より約５００…

進学や就職のために島を出て、本土に渡る高校生たち。船の上で様々に揺れる彼らの心を映したある出来事は——

物語の舞台はとある小さな王国。 かつては『平和の国』と言われていたが、長きに渡る戦乱の渦に巻き込まれ、その頃の姿は見る影もない。 これはそんな世界で必死に生き抜いた六人の少…

　時は平成。狂乱の時代であった。 　当時イノセントを絵に描いたようなぴちぴち女子高生であった『私』が、悪が蠢き欲望渦巻く世界を渡る過程で、いかにしてムチと出会ったか。その顛末を…

いつもはなんでも一緒の仲良し双子の 女の子たちが赤いきつね派と緑のたぬき派、長年に渡るはっきり決着のつかない 戦いをほっこりと繰り広げるお話です。 勝敗は、如何に！

　空を渡る巨船がかつて、この国の沖合に落ちた。 　「ネコ」の主は、その船のキャプテンであった。 　ある時代、ある場所での、彼のむかしの物語。そして今の彼のこと。 　月色相冠（完…

グラウンドから聞こえる野球部の掛け声。 夕空に響き渡る吹奏楽部の音色。 廊下ではしゃぐ帰宅部の喧騒。 そして、 放課後の部室に一組の男女。 香るカップ麺のにおい。 何気ない会…

１４年前、島々に地竜は降り立たなかった。 地竜によって魔物の手から守られた島国に生まれたロマニは、最南端のリュウセ島の漁師の元締め、ショウコウに育てられ成長していった。 かつて海…