「文学？ 万人向け」を含む小説

歌詞用に作った小説ですが、曲がボツになった為、投下します。 是非読んでください。

古びた机の抽斗に入っている砂漠の写真。そのイメージが紡ぎ出す、永遠の愛の物語……。

半年ぶりの新作短編です。相も変わらずという感じになっています。猿・バナナ・黒い森等々のモチーフが、各所に登場します。

神に仕える一族「久遠寺」家の後継者…の、双子の片割れ「暁（あきら）」に備わる不思議な力は「魔道」のものとされ、一族を追われることに。 暁に用意された進路はニューヨークの名門魔法学…

遠回しな優しさで私を助けてくれる彼。そんな彼に私はまた救われた。

世界の特異点で交わるのは、世界の理から外れた「狂い人」。 誰にも知られることのない彼らの一夜の物語は、やがて夜の波へと消えていき、確かな残り香を伴って闇夜の空気に溶けていく。 …

ある時期からずっと雨が降っている。ずっと。でもみんなが傘を持っているわけじゃない。なら傘を持たない人々はどうすればいいのか。雨に打たれ続けるしかないのか。 当たり前だけど、当たり…

全ての物語が【此の町】という特定の場所で繰り広げられる、一話完結の短編小説。どこから読み進めても良く、どこで読み捨ててもいい。しかし、読み進めるごとに登場人物たちはあらゆる場所で…

ある日のドライブ帰り。敬之、雅喜、僕は挨拶について疑問を持つ。いつもの感謝を伝えるにはどうすればいいか。そんな小説

この日記は私の、未来の私への宿題だ――。 17歳の主人公は、たくさんの死に直面する。自殺、老衰、戦争――。その先に、主人公が求める答えとは？ カクヨム甲子園に参加した作品のリメ…

祖母家に遊びに行った過日の思い出。その中でも一番印象深いのは堤防での思い出だ。 「みぃちゃん」 　堤防の端に着くと私は近くに誰も居ないのを確認をして声を掛ける。するとブロック…

　ボロついた傘と、激しい雨。 　気づけば、傘は壊れてしまっていた。 　それにため息を吐きながら、歩いていると、雨風が凌げそうな場所があった。 　もっとも、先客がいるようだが――

「本の虫」という言葉がある。三度の食事よりも本が好きで四六時中本を読んでいるような人間を指す言葉だ。 私の知り合いにまさしく「本の虫」と呼ぶのに相応しい物好きが居た。 ある日…

理想が高くなり、周りが見えなくなる。 斜に構えた自分が好きだ。 自分は誰かと違う。 ありもしない特殊能力にすがる。 そんなものはありません。