「おとぎ話（？）」を含む小説

大正時代のほの暗い闇の中を〝文魔〟と呼ばれる怪物が跋扈していた。 文魔は、誰もが知っている有名な物語から生まれる。彼等は、物語に秘められた想いや物語を読んだ大勢の人間の願い・恐れ…

魔法石という名の資源を元に発達した近代。枯渇し始めた魔法石に代わり発達史始めた科学が基板を作る現代では、かつて様々な恩恵をもたらした魔法石は、もはやおとぎ話に近い装飾品に成り果て…

もうすぐ、クリスマス。 恋人誠司に、藍香は言った。 「サンタクロース、来てくれるかな」 あきれ顔を見せる誠司に、藍香は言う。 「サンタクロースに会った事がある」と。 これは、幼…

海の恵みを拠りどころに生きる町で、貝殻採りのセネットは友人フローネとともに今日も海に潜って貝殻を採る。ある日、セネットは言い伝えでしかなかった宝の一部を海で見つけてしまう。

春を待ち、雪に埋もれかけた村を救うため、アンニカは同じ村の子供ニールと一緒に春を呼びに山へ行く。厳しい雪山を進むが、突然ニールは「引き返そう」と言い出す。

カクヨムコン7応募作品。 ある日、チートの女神様は困ってしまいました。 誰もチートを求めてトラックに跳ねられてくれません。 「今の時代は玄関開けたら2秒で異世界。転生とか時代遅…

家の庭でカタツムリを見つけた男は、早く出て行けと言って追い出す。 慌てて走り出したカタツムリは……。 というショートショートです。

　最北の地で生まれた少年、クロム＝ファルク。 　彼はおとぎ話に出てくるような神秘的な剣に憧れ、いつか自分の手でそんな武器を作り上げたいという大きな夢を抱いた。 　師の元では３…

昔、昔。一本の桜の木がありました。 小さな村の、とある昔話。 ＊この作品は、学生時代に私が作った物語を再話した物になります。

村で平和に暮らしていた桃太郎のもとに、浦島太郎と名乗る老人が現れる。なんでも、一緒に鬼退治に来てほしいらしい。果たして、桃太郎とその仲間たちは、鬼を退治することはできるのか！？

突然ですが、今、私の手には毒林檎があります。※小説家になろうにも掲載しています

この世がいつ始まったか。そんなことは実際、誰も知らない。 それらしいことは酔狂な親を持つ子供が読み聞かされているおとぎ話の中に書かれているだろう。 確かこうだ。 この世がある前…

フルハウスのジェシーおいたんとミシェルみたいなものが書きたくて。 おいたんが小さな姪っ子に寝る前のお話をしてあげます。

おとぎ話でおなじみ「桃太郎」、稚気あふれる英雄譚も見方次第で在り様も変わる。鬼退治に鬼ヶ島を目指す桃太郎がそこで見たものは…。民俗学的視点で再構成されたもう一つの「桃太郎」

ファルミース。 魔術も魔獣もダンジョンも存在する、ファンタジーな世界。 そんな世界にかつてあった勇者と魔王のおとぎ話。 現代はそんなおとぎ話の存在は薄れ、人々の情熱からも姿を消し…

人々が寝静まった頃。 誰かの想いが地上に落ちてくる。 それが人の手に触れると星によく似たお菓子に生まれ変わる。 そんなおとぎ話と1人の少年のお話。

平凡なOLである鈴木なつきは、ある日カフェで青年のコンタクトレンズを一緒に探す。青年はまた会おうと言って去っていく。その青年の正体は、なんと大会社の社長令息・宇野泰明だった。デー…

その国の国民は結構寛容だったらしい。おとぎ話だからなのか、それとも実際にそうだったのか。（※重複投稿しています）

希望に満ちたおとぎ話です。