「愛 感情」を含む小説

2018.7.22 不意に思いつき、衝動的に書き上げた作品です。少し短いですが、載せてみます。 ―――――― 彼にとって何より確かなのは、彼女への愛、それだけだったのだ。だから…

　この物語の趣旨は、始まりから終わりまで変わりません。 　幼い頃に両親に売られた。売られた私は娼婦として買い取られる。 　娼婦として育った私は、無機質な感情の中、とある欲求を…

「ねえ、今日アンタんち行っていい？」 隣の席のクール女子――立花愛莉（たちばな　あいり）が坂井颯太（さかい　そうた）に言った。 高二の五月のある日のことだった。 ほとんど接点…

量子世界でいう、原子核の構造と言霊の母音と父韻が結ぶ様はフラクタル構造とも言えます。 カタカムナ文献をイメージしながら読んでみると、ますます量子の世界と合致してくる。 そして、そ…

春休み、実家の手伝いをしていた俺華道《カドウ》　蒼汰《ソウタ》にとある客が訪れた。その客は見るも美しい美少女であったが２度と関わることは無いと思い記憶から消し去っていたがその客は…

喜・怒・哀・楽をそれぞれ順番にテーマにして詩を書いています。世界にたったひとりいる「君」へ向けた言葉たち。まとまらない心はまとまらないままでいい。毎日変わる気持ちすら愛おしい。人…

　歌癒士(かゆし)を目指す仙女・桐鈴は、今日も一生懸命治癒の歌の練習をしていた。正式な歌癒士になる為の試験に向けては順調に仕上がっているけれども、幼い頃に知った『心から愛した人に…

家族から愛されなかった澁谷黒孤。 黒孤が十九歳の時、星空を見ているといつの間にか眠ってしまっていた。目を覚ますと、そこは日本に似た、和を感じる日本のような世界。 そこで出会ったの…

随時更新（気まぐれ）……レビュー書いてください、お願いします（祈願） 【企画条件：最低でも「壱話其の参」まで（出来れば「弐話其の終」まで）】 ・物語の舞台：磐戸市 東北と関東…

　全身に青紫が散る白い身体、細い首には自分の手形がくっきりと。 『じゃ、ばいばーい』 　今まで生きてきた中で一番耳障りな音が途切れて、世界から音が消えた。

ぱっと見ると、どこにでもいる青年「克己（かつみ）」 しかし彼は耳が聞こえない。　 でも普段から手話という言語を使用していない為、コミュニケーション能力は中途半端なものがありま…

「ボクを殺したのは誰ー？」 鏡の中でもう一つの物語が始まろうとしていた。 ロシア南部クラスノダール地方にある軍隊の中に最強の少女がいた。 彼女の名前はコード・ゼロと呼ばれ数々の戦…

無垢こそ悪である。少年と少女の歪んだ生活と感情論。何が正義かはわからない。だからこそ美しい。そんな青春の物語。

とある国の王は、自ら作り上げた女性の彫刻を愛した果てに、愛と信仰によってその彫刻を人に変えたという。 私はそれを、とても愚かだと思った。 何故なら彼は、最も美しいものを劣化する肉…

【あらすじ】 　風原遥は暴力を振るう父親から逃げて、見知らぬ土地で静かに暮らしていた。ある日、遥の面倒を見てくれているアルバイト先のカフェのマスターに、遥はゴミ出しを頼まれた。遥…

　フラッゼ神王国海軍大尉・イーケンは、突如として軍用物資横領の嫌疑をかけられる。無実を訴えるも有罪が確定し、荒地の監獄送りが決定。絶望に打ちひしがれた彼の目の前に、アルンと名乗る…

高校3年生の丸山円二は、1年前から継母の連れ子である結愛と暮らしている。兄妹の関係を超える感情を結愛に抱く円二だったが、あえて意識しようとはしなかった。 付き合っていた幼馴染…

　蒔田皐醒は、共に在る誰かのことを歪めてしまう。 　……少なくとも皐醒自身はそう自覚して生きているのだった。 　小学校時代、皐醒をいじめの対象としていた男は高校で再開した皐醒に、…

【カクヨム文芸部　公式自主企画】カラダの芯に触れてくる恋愛実話を読ませてください！＊参加するために書き下ろした作品です。いつもの私の文章とは違うテイストになりました。

とある殺人犯罪によって愛する娘を失ったサラリーマン小林拓海。家族の命を奪ったのは少年法により守られ、刑事責任の負えない13歳の少年だった。娘を失った悲しみや怒りを押し殺し、少年の…