「伝わるかな」を含む小説

余談ですが、王女殿下にプレゼントしたいと思います。何が良いと思う？ つい最近まで入院していた僕には学校に相談する友だちなんていない。しょうがないから父さんと母さんに相談しよう。異…

ぬいぐるみが大好きな少年。 そんな少年が初めて人を好きになり、思いのたけを語る。 ※KAC2023のお題、「ぬいぐるみ」で思いついたため書いてみました。 こういう感じにしたいと…

本来、子どもを妊娠して、出産することはとても幸せな体験です。 しかし、そうならないケースもあります。 正直、５年くらい心が壊れていたと思うんですが、そのときは自分では気づきませ…

　常夜の国・マグノリア。この世界には朝が来ない。永遠の夜に塞がれた世界はいつも寒く、白い月明かりに照らされている。 　優秀な魔法使いの家系に生まれた少年、テオ・ファンフリート。…

　トラックに轢かれたごくごく普通の高校生、青木紅葉は、気が付けば見知らぬ世界に飛ばされていた。 　峡谷の奥底深く、身の丈を超えるような大蛇にあわや飲み込まれようとしたその時、熱…

「少尉さん！　少尉さん！」 １０歳のアン──アンシェリー、は今日も広い背中を追いかける。 王国の近衛隊副隊長の父の側近で、近衛で最も美しいと言われる下士官のレイルダー少尉。 いつ…

昭和三十年、七月。滋賀県N町に「私」は訪れた。 それは、この町に伝わるとある伝説を調査する為だった。 そこで「私」は二人の若者に出会った。

バレンタインの日に雪が降る。 好きな気持ちが交錯する特別な日に甘い香りと甘い気持ちが混じり合う。 白銀の世界の世界に伝わる気持ちに嘘はない

みねばあちゃんの話す、もう一つの赤池伝説です。 みねばあちゃんの敷地内の庭には自然に合った池があった。実際に会った赤池は時代とともに消え失せてしまっています。みねばあちゃんの話す…

現代でも剣を捨てなかった少年・諱隼人は、風花澄香に狙われ始める。隼人は、剣を持つ故の《なにがし》の宿業に巻き込まれていく……。 【妖神（マガカミ）】 人を唆して悪行を勧め、災い…

天聖歴八五七年。世界大戦という名の地獄扉の封印が切り落とされた秋の候。 人々は逃げ惑い、やがて乾いた砂礫の地ファヴァーヤ王国へといきつく。そこでは国王も王女も心安く接してくれる…

去年僕は高校を卒業しましたが、大学に落ちたことで塞ぎ込んでいたので、高校のみんなには何も伝えることができませんでした。 あの時伝えたかったことを、ここで書きます。自己満足です…

※本作は知識チートや無双などはございません。現れるのはただのほんわか主人公です。 102話完結。 一話1500文字から5000文字以内に収めております。 ※あらすじ※ 神戸の山奥…

400年続く家に代々伝わる呪いの歌、それを歌った男はみな消えていく。 ネット怪談「根絶やしの歌」を自分なりにリメイク。 読み応えのある作品に仕上げています。 ぜひ、ご一読ください。

発見された手記に記録されているのは、百年近く前の西暦1925年に漂着者が行き遭った不思議な村。そしてその村に伝わる創建の物語だった。古老の語りを記録する男は、春を迎える祭の客人と…

　香守（かがみ）町に古くから伝わる習わし――『指結び』。 　幼少期から幻覚に悩まされている長谷川聖一は都会の暮らしからリタイアし、故郷で見合い結婚をすることになった。聖一の故郷で…

嘘をつく＝死 苅山島に古くから伝わる指切りの風習によって父親を殺された裕也。 裕也は妹の楓と共に長老を殺す計画を立てるが……。

　僕（伊藤山翔27歳）は、岡山県警の警察官。メンタルを弱らせて、２週間の休暇を取り、広島に帰郷。母になんと説明しようかと躊躇い、駅を降りると実家とは反対の方向に歩く。 　自分が通…

「白の悪魔」。 昔からこの国だけに伝わる、忌まわしき怪物の名。 気高き雪の神と同じ力を持ちながら、気に入らないもの全てを氷漬けにしてしまう──、なんとも愚かで傲慢な怪物の名だ。…

カクヨムコン8短編賞参加作品（ファンタジー）、トロピカル因習アイランド小説大賞参加作品。地元の島で因習に伝わる八尺様と出会った男子高校生。ところが、彼女は大変にトロピカルで……？