「自嘲」を含む小説

pixivにもアップしています。 下記のあらすじはストーリーの最後まで書いているので、ネタバレが気になる方はご注意ください。 あらすじ 江戸時代前期、歌人の木下勝俊（きのしたか…

『こんな話が読みた〜い！』 主催者・ヘイさま自主企画参加作品〔2021年5月〕 【企画内容】 　未亡人の魔女が死んだ旦那の事を引き摺りながらも新しい恋をはじめ。 　最後は「こ…

　正義の味方に憧れる少年がいた。少年のその志は、青年になっても変わらず、高校を卒業後、警察学校へ入学、数年後、無事警察官という形で夢を叶える。 　しかし、そこからが地獄の始まりだ…

正月が過ぎたって、一月中は新年をおいわいしてていいんです。そう私が決めました。異論は認めます。 今回は少し文体変えてみました。って言ったって、公開してる作品少ないんで「わざわざ言…

「極悪非道な囚人たちに精神治療を施して更生し、社会復帰させて労働力にする」 Ｘ国の新プロジェクトである。囚人と治療に携わる人間が、国の本土から離れた島に集められた。 その治療用に…

僕らは上手に生きている。ルックスを磨き、学力を伸ばし、コミュ力を持つことで誰からも価値を持たれるよう努力する。上には空気を読み、下には慕われるよう努力し、同年代には嫌われないよう…

やりたいことと、やりたくないことと、頭がごっちゃになって、不安とか、期待とか、自慢とか、自嘲が固まって、じゃあ俺に何ができるのか何ができるのかっていうと、なんにもできなくて、じゃ…

2月14日バレンタイン。 ケーキ屋さんでアルバイトをしていた僕は、店にきた女の子に一目惚れした。 しかし、その子はチョコレートを買うと、すぐに何処かへ行ってしまう。 もう会え…

　僕は多分、寄生虫だ。 　誰かに頼って、依存して、誰かを理由にして必要振る、多分最低な類のニンゲンだと思う。 　自分を卑下することが苦痛でなく、誰かに悪態を垂れられても素直にうん…

部屋着のままで出歩くことにも慣れてしまった。 だけど今日のそれが高校時代の指定ジャージだと気がついた時には、思わず自嘲的な笑みがこぼれた。 まるで新品のように状態がいいことが自尊…

真面目さを求める周りに「委員長」と呼ばれ、その型にいつも合わせてしまう自分を「海月のようだ」と自嘲していた。ある日クラスメイトの町田がいきなりに爆弾を落としてきた。 「……委員長…

ここまでか。ふっと自嘲気味な笑みがこぼれた。 「メイリアス、弱い姉さんでごめんな。」 妹から私の無事を願い送られた小さなネックレスを震える手で握りしめ覚悟を決めて、目を閉じる。 …

『極道さんはパパで愛妻家』シリーズ初のスピンオフが登場！ 1話＆2話を無料公開中♪ ◆◆2019年7月1日『首領ジーノは家族思いな情熱家』として書籍発売予定！◆◆ ＜あらすじ＞…

瓶を集める女の子のお話。 自らを自嘲気味に回想する主人公は、友人からの報せに何を思うのか。

　ヴェラ・クリスティは病室のベッドの上で自分の不運を嘆いていた。不意に訪れた不幸にヴェラは自嘲して、破滅を受け入れようとする。 　だが、ヴェラが独りではなかった。病室を訪れる誰一…

　子どものころから「怖い話大好き！」だった、東海地方在住四〇代主婦のワタクシ。「幽霊って本当にいるの？」という周囲の疑問に「なんでいないと思うの？」と本気で聞きかえすほど、当時か…