「聞くこと」を含む小説

　5年前、世界の各地でダンジョンが出現した。 　攻略すれば巨万の富に値する力が手に入るという。 　限界成人男性の俺は、ダンジョンに潜り一攫千金を目指すことにした。しかし、実際に中…

高校一年生の長谷部羽留は、母親からの圧に負け、江場の依頼を引き受ける。 江場という男は、亡くなった姉の高校の教師だった人である。 姉の文学碑を造るという江場の話を聞き、羽留は、…

西暦2052年、日本。殺し屋の青年ハルカズは、大量破壊兵器の始末という胡散臭い依頼を引き受けた。依頼遂行中に出くわした同業者との激戦の最中、脳内に直接声が響き渡る。その声の主はチ…

【縦読み･黒色推奨】 そんなものありません。僕の脳内日記です。

高校１年生の秋。場所はカフェ『hitode』。中学からの付き合いがある女子友達に俺、泉翔太(いずみしょうた)は、放課後、少し相談に乗ってほしいと頼まれた。相談の内容は恋愛。なぜ恋…

異世界転生した俺のスキルは念話。 そのおかげで子守の仕事にありつけた。 念話は喋れない赤ん坊と会話できるからな。 俺はしゃにむに筋トレするが如く念話を鍛えた。 そんなある日、ドラ…

「ガーナチョコレートって、原料のカカオはコートジボワール産で、目指しているのはスイスチョコレートの味なんですよ」 　僕の妻のレイはお喋りで、よく分からないことを延々と語る人だった…

各地の神様の本音を聞く企画。ミニコミ誌の記者のわたしが、全国の神様仏様にお話を聞くことになりました。 上方落語の「貧乏神」という噺を意識しました。どなたか演じてください。

魔界を追われ、日本の田舎街にやってきた悪魔を助けたのは、余命僅か一年の病弱な少女だった。 悪魔は助けてもらった仮を返すため、彼女の願いを１つだけ聞くことになる……。 「それ…

高校一年生の〈朝ノ木巡〉は、自分勝手な女王様〈夕又月〉と出会う。二人は共通の趣味である読書を通じて距離を縮め、放課後になれば図書室に集合するのが当たり前の読書仲間となる。 そんな…

婚約者には義妹との恋愛の噂があり、彼の幸せを考えて自分は身を引く覚悟だった。 デートの約束は月に一度だけの朝食を取るだけ。 全く相手にされていないとわかり、身を引く思いを打ち…

【電撃大賞用あらすじ】 　卒業を控えた、高校三年生の冬。 　顔も知らない、ただただ遠目に見るばかりの人影への如月律花の恋は、幼馴染の宮内伶の介入によって、思いもよらない方向へと転…

俺と彼女は諦めた者同士だった 放課後、忘れ物をした琴乃光が教室に戻ると、そこではタバコを吸っている倉田南が居た。 「私がこんなことしていても、あなたは何も言わないんですね」 …

自分のこと”おいぼれ”とか言うくせにやたらとデレデレするのやめてくれませんかねぇ？？？ ※ハーメルンにも投稿しています 【電撃大賞用のあらすじ】 治…

社内不倫の代償として、都会から山里の「大岩間」に飛ばされた野々村舞夢。不気味な長屋に住むことになり、年老いた大家から奇妙な話を聞くことになる。部屋の隣人たちも怪しげで、幽霊のよう…

霧の深い夜、探偵事務所を訪れた青年の話を聞くことになった探偵と刑事。青年はこう切り出した。 「僕のたった一人の親友が殺人を犯してしまったかもしれない」 何故、と驚く探偵と刑事に青…

「ごっめーん。あんたやっぱりパーティーにいらないや」 　主人公の女子高生、千湯咲紗雪《ちゆさきさゆき》は笑われながらパーティーから追い出されてしまった。 　どうやら紗雪の初期…

あらすじ 　大学三年の悠斗（ゆうと）はある日を境に幼馴染で年下の彩夏（さいか）と距離を置いていた。そんな状態が続いたままのある日、ふと彼のスマホに彩夏から家に行くというメッセージ…

ところざわサクラタウンに遊びにきたあなたは、令和神社の前で不思議な声を聞く。声の主は祀られている神の使いのオオカミで、神の力を土地に馴染ませるために手伝って欲しいと言う。 ※「…

中学三年の夏、榎野継(えのきのつなぎ)は寝台列車に乗って島根に向かっていた。目的は島根にいると言う祖母に会い、幼い頃に死んだ母の話を聞くことだった。 しかし母が残したノートには「…