脳内日記【①】
しゃけ猫
第1話
脳内日記【①】
こんばんは。
僕はこの場を「小説」ではなく
『脳内日記』として書き記していこうと思っています。
僕の日常を覗いて是非、
罪悪感と不快感に浸って頂ければ幸いです。
さて、特に書き記すことがないのですが、
まあ日記なのでこういうものでしょう。
初めて脳内の言葉を言葉にし、人に見られるという感覚なので不思議ですが……。
あぁ、そうだ。
最近、「この日常が消えてしまったら」と考えることがあるのです。
僕には大切な、とは言ってもたった十八歳の少女ですが。
そんな僕には大切な彼氏がいます。勿論大切な人含め物は沢山ありますが、全部紹介されても皆さんからしたらくそどーでもいいことだと思うので省略します。
その僕の彼氏は僕の事を信頼し、しっかりと思いを伝え、悪かったことは謝り、本当にかっこよくて優しい紳士なんです。
そんな彼は僕の重度のメンヘラを治し、今でも支えてくれてます。しかし、そんな彼と一緒にいても夜中にはふと、
『朝が来て、いつも通りだったはずの君がいなかったらどうしよう。』
と思ってしまうことが増えたのです。
他の人に好意が移る…という意味ではなく、命的な意味です。
ま、こんなこと考えるだけ無駄なんですが。
じゃあ何故このようなことを書くか、私には分かりません。
なんか、書いてる最中に気づくとかあるかなーみたいな。
ありふれた悩みだなと思いますよ。
でもまあ、そんだけ平凡な僕ですから。そんなもんっすよ。
ああでも、ありふれた悩みだなと思う部分もあれば、ありふれていない悩みこそなんだろうと思いますね。
沢山の人達が悩むようなことは「ありふれた」に入ってしまうじゃないですか。
じゃあ何なら「ありふれた」に入らないんですかね?
昔、友人に悩み事をしたら「悩みなんて誰にでもあることだよ!」と言われましたが…いや、確かにそうですよ?
悩んでない人の方が少ないとは思います。
でもその悩みの大きさや重さは見る人によって違いますよね?
なんなんですか?
「君は能天気でいいよね」「悩みなさそう」って
『てめーみたいな奴が一番悩みだわ』って思います。
はい。今覗き見している貴方。
『ありふれた悩み』だと思いませんでした?
僕にとっては大きな悩みなんですけどね。
まあこんなとこです。
人によって悩みの『サイズ』が変わってくるわけです。
ああ、貴方は『ありふれた悩み』だとは思わなかったのですね。
上から目線と決めつけ、失礼しました。
逆に共感していただいてありがとうございます。
優しいですね。
……気づいてます?皮肉ですよ。
貴方、「能天気側」の可能性、全然ありますからね。
勿論僕もです。
難しいですね、人の立場になることは。
僕には貴方のことも貴方の大切な人のことも理解できないです。
今『俺の事なんて分からなくて当然だろ』って思いました?
もしくは
『お前みたいなやつに知られたくない』って思いました?
はたまた
『…確かに。』と、納得していただけました?
私には貴方がどれにあてはまったのか、
そもそも全く違ったのか分かりませんが、言えるのは一つ。
『全ての人の理解はできない。』
『だけど』
『知ろうとすることは出来る。』
失礼ですが、これを覗き見している中の何人かは
「私はこういう人間だから。」と
向き合うことを放棄し、自分を受け入れてくれる人だけを集め
都合のいい環境にしていませんか?
別に説教じゃないですよ。ただ上から目線なのは確かに、僕も良くないですね。
ただでも
『そんな甘えた考えで明日の朝日が見れると思うなよ』とは
思いますね。
聞けよ。
自分を受け入れてくれる人だけを集めるのはいいと思います。
ネット上では僕もそうですから。でも、リアルは?
考えたことありました?
あ、BeRealきた。
あー、なんだっけ。
ああそう、考えたことありました?
自分が好きなものを選べるのはジャンルまで。
人間関係は選べませんからね。上司や会社の方針、飲み会。
老後は人間関係が減るとは言いますが
そもそも貴方の隣に人が居るかどうかすら怪しいですからね。
今少し、適当に読みましたよね?
『聞けよ。』って言われて
ちゃんと聞こうと思ったら
BeReal挟まれてどうでも良くなりましたよね?
貴方「それ」やってる時絶対ありますからね。
ドキッとした貴方はとてもいい人だと思います。
は?と思った貴方は自分を「善人」だと思いすぎです。
当てはまらなかった人は…知りません。僕平凡なので。
人には誰しも欠陥がある。
その欠陥は絶対自分では埋められません。
その欠陥で挫けた時
そんな時助けてくれるのは
貴方が『聞いた』友人ですよ。
気づきました?
あの時の「聞けよ。」は
私の話を『聞け(読め)』という意味だけではありません。
貴方がご友人の事を『聞け(質問)』って事と
貴方がご友人の話を『聞け(聴覚)』って事ですよ。
…ちょっと日記とは違った書き物になってしまいました。
僕も殴り書きでこのようなお話をするとは思っていなくて。
傷ついた方、いたらすみません。
私の話を聞いて、想像力を膨らまし
「きっと可哀想な過去があるのだな」と考え
私を『可哀想』だと思って頂いた方々
ありがとうございます。
僕への最高の皮肉です。
そして
見なければよかったと後悔した方々、
不快感に浸って下さりありがとうございました。
脳内日記【①】 しゃけ猫 @shake_Nuko
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。脳内日記【①】の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
(単品)マヨネーズ/@yamada_shige
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
Colorful.ColorLess…/靑煕
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 19話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます