過剰殺傷夜（オーバーキル・ナイト）～奇抜探偵・四条司の茫漠たる予感～

第0話 登場人物紹介

※この作品はかつて舞台で実際に上演されたものです。なので、小説形式ではなく舞台脚本（戯曲）形式となっております。読みづらい部分もあると思いますがご了承ください。

●四条 司（シジョウ　ツカサ）　

卓越した推理力を持ち、数々の難事件を解決に導いた私立探偵。

深く考えこむと無意識にブリッジをしてしまう癖があり、その姿は「四条大橋」と呼ばれる。その独特な推理方法や服装から「踊る脳」・「奇抜探偵」の異名を持つ。

●煙山　正義（ケムヤマ　セイギ）

刑事。階級は警部補。四条とは大学時代からの友人で、その推理力には絶大な信頼を寄せている。自分の担当になった事件は相談にのってもらうことが多い。

●田村　宗助（タムラ　ソウスケ）

私立探偵・四条司の事務所で助手を務める青年。以前、四条が解決した事件で両親を共に失い、天涯孤独の身。気配りのできる性格ということもあり、今では事務所に欠かせない存在。四条探偵事務所の良心。

●竹下　大（タケシタ　マサル）

煙山の同期で鑑識官。感情を表に出すのが苦手なので、一見冷血漢に見られるがその内面はむしろ熱血。正義感の強い男。

●葛西　裕司（カサイ　ユウジ）

大学生。霧の夜、四条探偵事務所にやってきた何か訳ありの様子の青年。

元々関西で暮らしていたが、中学以降は東京暮らし。それに伴って標準語になった。

●斉川　昇（サイカワ　ノボル）

大学生。葛西裕司の中学時代の友人。葛西とは違う大学だが、久しぶりに再会した。

東京在住だと思われるが、一貫して関西弁を使い続けている。

制服や私服はワイルドな着こなし。

●日吉　達弘（ヒヨシ　タツヒロ）

大学生。葛西の中学時代のクラスメイト。

●藤沢　亮平（フジサワ　リョウヘイ）

大学生。葛西の中学時代のクラスメイト。

●菊名　順（キクナ　ジュン）

大学生。葛西の中学時代のクラスメイト。

●葛西　真里（カサイ　マリ）

葛西裕司の母。裕司が幼い頃に離婚。女手ひとつで裕司を育てた。

●中学の教師

葛西たちの中学時代のクラスの担任

●本屋の店主

葛西らの学区内にある本屋の店主。