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概要
見ているだけで幸せな、恋でした。――それ以外、望むことはなかったのに。
【電撃大賞用あらすじ】
卒業を控えた、高校三年生の冬。
顔も知らない、ただただ遠目に見るばかりの人影への如月律花の恋は、幼馴染の宮内伶の介入によって、思いもよらない方向へと転がっていくことになる。
見ているだけで幸せだった恋は、外見を知り、名前を交わし、――『偶然』によって再び出逢い、もっと、もっと、と望んでしまう、普通の恋になった。
恋の相手である遠矢水城と少しずつ距離を縮めていく、日常と非日常。だけれど律花には、過去のとある出来事によって余命が決まっていた。冬が過ぎて、春が来る。それくらいまでには、命が尽きる。それを仕方のないものだとして生きているのに、伶の兄・夕はそれを許さない。もうそれに煩わされたくないと願う律花の寿命を、何度も、何度も確認する夕に、無駄なのにと思う律花。しか
卒業を控えた、高校三年生の冬。
顔も知らない、ただただ遠目に見るばかりの人影への如月律花の恋は、幼馴染の宮内伶の介入によって、思いもよらない方向へと転がっていくことになる。
見ているだけで幸せだった恋は、外見を知り、名前を交わし、――『偶然』によって再び出逢い、もっと、もっと、と望んでしまう、普通の恋になった。
恋の相手である遠矢水城と少しずつ距離を縮めていく、日常と非日常。だけれど律花には、過去のとある出来事によって余命が決まっていた。冬が過ぎて、春が来る。それくらいまでには、命が尽きる。それを仕方のないものだとして生きているのに、伶の兄・夕はそれを許さない。もうそれに煩わされたくないと願う律花の寿命を、何度も、何度も確認する夕に、無駄なのにと思う律花。しか
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