「手のひら 声」を含む小説

1.臭わぬと　目を引く色で　書かれども　苦き味する　我は虫やむ 2.うすら白む　真夏の雲と　朝露や　一番蝉の　声響きたる 3.深夜4時　車に揺られ　ラジオ聞く　雑なお題に　くっく…

「……おかえり、ア！ナ！タ！」 フラフラと家に戻ってきた俺が聞いたのは、ハチミツみたい甘い女の子の声だった。 視線を前に投げると、そこにいるのは制服すがたで玄関に正座していた可愛…

※ネタバレ注意 〇キャラクター設定 ・大牙（タイガ）１１歳/僕 夏休みに爺ちゃんの住む田舎に遊びに来ていたが異世界転移に巻き込まれる。 弱虫。 運動も勉強も得意とは言い切れない中…

　瑠音（るね）は、マットレスの上で、あこがれの恒子（つねこ）さんと体を絡ませ合っていた。恒子さんがささやく。「お、ば、か、さ、ん」。その声を受けて瑠音の体は動き出した。地味な瑠音…

従兄弟のA君は、美術室の箱の中から女の子の声がするのをききました── とりとめのない、バラバラな６つの手のひら怪談は、けれど箱と弟妹で繋がっていた。

ある日 涙が急に流れて止まらなくなった。わけも分からず泣いて、ついにはふくらはぎまで水が溜まってしまった。部屋でうずくまっていると、涙の海の中から女性の声が。見てみるとそこには手…

「スキルガチャ……？」聞き慣れない言葉を、目の前で得意げにしている男から教えられた。 どうも、異世界から召喚されてやってきたらしいこの男は、僕の理解が追いつくのを待たず、矢継ぎ早…

　推しの猫がいる。 　ツヤツヤな黒い毛がもふもふと靡き。 　シャなりと歩く姿は麗人を思わせる。 　まるで頭突きをするようにあたしの手のひらに頭を擦り付けてくるくせに、絶対に抱…

男性１：女性１

家の前で見つけた巨大な大玉。 その中から人の声がする。 主人公はなんとか玉から人を救おうとするが……？ ↓前回の投稿↓ 『手のひらで転がす地球の重力』 https://ka…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…

20××年ーー 魔法が当たり前の様に使える時代。 魔法は、聖書を唱える通称”聖声”によって実現された。 主人公リンカがある日出会ったのは、花畑に誰にも見つけてもらえず横たわっ…

【この物語は、陽光町に生きる人々と、この世界を『観測』した、一夏の『黙示録』である】 美しい自然に溢れ、子供たちの元気な声が響く陽光公園。そこに観測者を名乗る謎の少女が訪れる……

いまなにしてる？ 主人公の手のひらに浮き出た文字。 それが歴史ツイッター！ 偉人の人間らしい"いま"を見てみよう！ ↓前回の投稿↓ 『声を売れば小学生をすりすりできる！』 …

高校二年の春、美人女子高生のパンツを見たことをきっかけに、張間少年の平凡な生活はファンタジーなものへと変貌してしまう。 超記憶能力の怪力女子高生、言ったことが現実になる力を持つ…