「多重」を含む小説

売れない配信者の友崎は、心霊スポットからの生配信で視聴数を稼ごうとしていた。 やってきたのは「くだらないトンネル」と呼ばれるスポット。このトンネルはどちらから入っても上り坂が続…

　たった1000字程度の文章に散りばめられた叙述トリックの全てに気が付くことができるか？ 　大学生の私と美月は、全くの偏見を持たずに話を聞くことができるか？　ということをテーマ…

　大学生の甘利梨子は、講義中に書いていたミステリー小説をゲーム理論の教授である天神教授に読まれたことから、ゲーム理論の合理性とミステリーの謎解きの相性の良さに気が付く。そんなゲー…

【宣伝】 *前回のエッセイはこちら↓ https://kakuyomu.jp/works/16818093088340855258 コレクションにて後でもゆっくり読めるようにし…

御門村――かつてダムの底に沈んだ集落跡地。 近年新たなダムが建設され廃ダムとなったが、土地は再利用計画は難航していた。 立ち入る者はたちまち発狂して姿を消し、日の出とともに無惨な…

「サンドボックス ガーデン」「セカンド ガーデン」「サード ガーデン」のその後を時系列関係なく書きたい話の寄せ集めになります。 数話の短編から長編まで載せる予定なのでよろしくおね…

赤鬼の前鬼と青鬼の後鬼の夫婦が拾って育てた人の子 二人。 一人はオヅヌ、ヘソをつつくと男になったり女になったり。どうやらそれぞれ別人格。女の時には優しいが、男になると喧嘩早くて口…

　葉菜子とHanakoは同一人物。情報処理能力に秀でたHanakoは裏の活動にいそしみ、地味で小説好きの葉菜子は、謎の中心に引き込まれてしまう。おかしな現象の真の意味は何なのか。…

前作、「六人の住人」をお読み下さった方、ありがとうございました。 もう一度、実録多重人格小説と銘打ち、主人公「時子」の生活について、別人格の「五樹」という僕が書きたいと思います。…

　夏の新書には桜の花びらが入っていた。桜はいつ散ったのだろうか？ 　梨子はまだ桜の咲かない3月に入った頃に、図書館で本を探している途中で、ある文庫本を見つける。その文庫本は去年…

この作品は、イタリアの芸術家サルマネーレ・ダレソレさん(うろ覚えなのでちょっと違うかも)が発表した見えない彫刻(価格は数百万円)の、インスパイア実験小説です。 もとは自作「10秒…

　学校のトイレから出てくる一人の男。 　なんてことのない彼が髪を整えただけで、生徒たちはそれぞれの推理を繰り広げる。果たして、トイレから出てきた男は何を隠しているのか。 　…

　陸の孤島に閉じ込められた男女７人は１人残らず殺された。 　白金大学登山サークルの７人は、過去に死んだメンバー冴島雫からの招待状に誘われ、アガサ山の洋館に招かれる。その洋館は、…

　過労でこの世を去った男が転生の際に望んだのは、人手を増やす多重影分身の術。 　異世界にて貴族の四男坊に生まれ変わった男、アーロイースは意気揚々とスキル【ドッペルゲンガー】を使う…

第８章完結！　第９章は来年夏頃更新開始予定です。　 池場谷戒。高校１年生。 彼は解離性同一性障害――いわゆる「多重人格」と呼ばれる疾患を抱えていたが、それを知らずにこれまでの…

　重さも熱もない、混沌という液体で満ちたこの海には、コーラルという無数の世界が散りばめられている。 　混沌の海を航行する事のできる船――ケイオスクラフト、ノラウェイダ号を駆るヒュ…

選ばれた探偵たちによって行われる『緋色の中の真実』と呼ばれるゲームに探偵として招待された三文小説家である久乃透は一年前とある山奥で起きた惨劇の真相を推理する。そして相対する七海と…

高校二年の陽菜は、十三歳離れた自慢の兄を失ってしまう。体を複数箇所刺され、死んだのだ。 その場で逮捕された容疑者は、事件現場となった兄の住んでいたアパートの隣人の女子大学生だった…

この世界には、強く願うことで本来なら起こるべき事象を書き換えてしまう力 《多重世界シンドローム》を発症する人間が存在する。 位相管理委員会（モイライ）はそんな人々を管理するため、…