「変わらないこと」を含む小説

どんな状況でも変わらないことがある。 例えば生きている限りお腹が空くってこと。 例えば感情があるってこと。 例えば、今俺の膝を占領しているお猫様の尊さ

お品書き ２０２０年の破片 　ずっと前から書きたかったやつ。長編にするはずだったもののラストだけを切り取った作品。 　在る少年の勇気の賛歌の話。 Forget me not …

　十五歳の中学生の少女、赤鳥玲は恋をしていた。玲の恋の相手は白雲渡と言う名前の同い年の十五歳の少年だった。でも渡には、なぜかとても仲のいい一人の女子生徒の友達がいた。

ある冬の日、上鈴蘭花は十四年の人生の中で最も困惑していた。 理由は同じ委員会で後輩の淡雪おとめに告白……らしきものをされたからだ。 蘭花は自分がだれかの恋人になれないことを知って…

　時は現代。 　人気ＶＲソーシャルゲーム「The Universe」にのめりこむ主人公・姫騎士ルミナは、剣の姿でゲームをプレイする少し変わったプレイヤー・セイバー夫人と出会った…

凍った月、それはわたしだ。勝手に作られたイメージの中で美しいものだと周囲は勝手にいつまでも理想を重ねる。忘れないこと、変わらないことを無意識に望まれる。 そんな日々の中でわたしは…

【誕生花シリーズ　285】 今日の誕生花をモチーフにした、3分で読めるお話です。 主人公はバーテンダー。練習のため拙いことにはご容赦くださいまし。 ※関連話に　変わったこと、変…

詩です。 変わるもの変わらないもの色々ありますよね

シモンの主食はライ麦です。ゆっくりと終わりつつある世界の片隅で貧しいながら穏やかに暮らしています。シモンは変わらないことを望んでいました。それでも、２つのことを望むことはやはり出…

変わらないことが最高の幸せである。それが大晴小春の信条だった。 ざわつく気持ちを圧し殺して、日々を生きていく。そんな中、もちろんの事、小春のまわりは変化していく。気付く心の内。 …

「わたし」は、高校以来、十年の付き合いの女友達と大晦日の彦根城へ。 除夜の鐘を聴きながら思う、「変わること」と「変わらないこと」。 実体験を下敷きにしたフィクションです。

居酒屋のカウンターは斜めになっていた。年代物の厚い木のカウンターであった。 日本酒の兆子を置くと、ツツーと滑り落ちそうであったが、実際にはそうはならない。 『居酒屋１００選』とい…

　人殺しの少女はある日、人殺しの少年と出会ってしまった。 　――そんな出会いから始まった、ある冬のこと。 　人殺しの少女は殺されることで異能を手にし、世界の水面下にて行われる研…