「冬 オカルト」を含む小説

私、冬本 美咲。中学2年生。ドジでお節介な私の初めての彼氏は……3年前に死んだ同級生の幽霊だった？！ しかも、幽霊の涼くんは私を殺そうとしてくるし……何で？！ どうにか殺され…

真鍋春人、夏目ふみ、堂本冬馬、そこに秋山真帆を加えて四人で春夏秋冬が揃うオカルト好きの日常。ある日、グループトーク中に部屋に迷い込んできた猫について真帆が奔走する。

座敷わらしをお守りする役目──童子守。 陸奥北部の大地主、相良家が当主ミチ子は大往生にて死んだ。遺言には『葬儀導師を宝泉寺住職に依頼すべし』とある。 孫の冬陽は、長年の友であり宝…

小学校卒業を間近に控えた寒い冬の日。世田谷区立深ヶ丘小学校6年2組の桐谷有希の元に祖母の訃報の知らせが入った。おばあちゃん子だった有希は大きなショックを受け、葬儀が済んだ後思い出…

＜夏の日の扉＞ 　向咲日葵（こうさき　はるき）は、未来の記憶を夢に見た。 　立派な医学博士になっていた都合の良い夢を、受験に追いつめられた妄想と、笑おうとした。 　だがその記憶の…

そのサメが産声を上げたのは八月一日、午後二時十七分のことだった。 扇野学園オカルト研究会の部室で物置と化していたサメはその日、突然自我を持った。 「どこだここ？！」 一声叫んだ…

　一方アメリカでは、１９７７年、アメリカ中央情報局（ＣＩＡ）の局内刊行物である、「諜報における研究」冬号に、「クレス・レポート　諜報における超心理学」と題された報告書が掲載され、…

　辰田村。冬に雪が容赦なく降り積もるこの村には、龍が現れるという伝説がある。が、所詮、言い伝えに過ぎないと村民の誰もが思っていた。 　そんな中、村で巨大な足跡がいくつも連なってい…

霊感を持つ者ばかりが集う非公式の部活「オカルト同好会」に入部した新入生、飯島 冬樹。しかし彼は幽霊に会う、不思議な現象に出くわすなどの体験を一切持たなかった。「そういうものに興味…

　――社会人一年目、冬。私は、彼と晴れて同居することができた。新しい部屋での、新しい生活――きっとこれから先、お互い今まで見えて来なかった部分が浮き彫りになり、衝突することもある…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…

常時半袖半ズボン、絶対に休まない同級生、M君。ある日彼は学校に来なかった。

僕の学校には、半年程前からとあるうわさが流れていた。 2年3組の幽霊――ありきたりな学校の怪談話だ。 なんでも生徒数の減少で今は使われていない2年3組の教室に幽霊が出るという。 …