「マモノ」を含む小説

＊GA文庫大賞二次選考通過作品＊ 　動く自宅から一歩も出ずに、少女たちが美味しいご飯を食べたり、お風呂に入ったり、ゲームで遊んだり、たまにマモノを倒したりするのんびり大冒険、こ…

俺は傘が嫌いだ。ただでさえ行動が妨げられる雨の中で、さらに自由を制限しようとする。それに俺はすでに知っていた。傘ですべての雨が防げるわけではないことを。しかし、それでも、俺は彼女…

降りはじめた急な雨。雨を避けるために駆け込んだ停留所にいたのは――しっぽの生えた女の人だった。

チームアサトとセナスティ皇女らは、王都で巻き起こったクーデターの鎮圧に成功し、オースティア大陸に吹き荒れていた人間至上主義の風を止めた。戦いの中で、アサトは、王国随一の剣士にて、…

人外の身体能力を持つ人が『マモノ』という身分に定められた世界で、マモノの後輩は大好きな先輩に好かれないようにしながら恋愛をする。

　人族と魔族の戦いが終わり、世界に調和がもたらされてから数百年の時が過ぎた。 　ここは、平和な世の中で最も顕著な発展を遂げた巨大遊廓、――ヨシワラ。 　 　そんなヨシワラの一角…

恩師、ベラトリウムの遺体を見たセナスティは、膝から崩れて大粒の涙を流し、手にした草を握りしめる程の憤りを表している姿を見たアサトは、王都へと向かう決意をした。人間と狐の亜人のセラ…

『クレアシアン』討伐戦が終了したアサトら一行は、いよいよ黒鉄山脈の向こう『ルフェルス』地方への旅を始める。『オースティア』大陸で巻き起こっている、人間至上主義の中で、争いごとを極…

空に浮かぶ大陸を舞台にマモノと戦う者たち、荷物を運ぶ者たちとそれぞれの理由で戦っていた。彼らは〈心の翼〉と呼ばれる翼を用いて、大空へと羽ばたいた。 これは、大空へと自由の意思を持…

日本に住む、あるひとりの少年は祖母に教えられた生き方に誇りを持ち、心優しく育っていた。しかし、性格とは裏腹に身体が大きく、顔は世間一般の評価で恐ろしいものであった。そのため、通う…

高田馬場駅から徒歩数分。 結界によって一般人が認識できない領域に『すし処　ギンさん』は存在します。 そこで振る舞われるのは、他では味わえない一風変わったネタ――マモノ寿司。 ひ…