「ホラー（？）/怪談 あやかし」を含む小説

怖い話から不思議な話を一話完結で書いております。おつまみ感覚で読んでいただけると幸いです。

この物語はノンフィクションです。 怪異はあります。 います。 すぐそこに。 ほら、足元を見てください。

澄花と初めて出会って以来、あの湖に蛍達は現れない。 瑞希は澄花に連れられ、毎年のようにあの湖に足を運んでいる。今年こそはいるんじゃないか。そんな淡い期待を抱き、二人は子供が入るこ…

謎の語り部で人のトラウマを消し去れる自称している『小生』が語るあくまでフィクションなホラーというかほんのり不気味くらいのお話。 1話読み切りでどこか繋がっているような。 『小生』…

墓じまい後、とある現象に困っていた生田は銀髪の男と出会う。名は是々柊木。仕事は、宿無シ集め。 「墓じまいの時、ちゃんと供養したって？そんな脳天気な事を言ってるのは、生きてる人間…

青年、呉々慎呉(くれぐれしんご)は骨董屋の一角を借り、”道聞き”なる商売を始める。 連れそう道案内人だと称する慎呉だったが、連れそう相手はどこか変わった風態で……？ 猫が一つ鳴…

記者である私は三年前、世間を賑わせた●●高校集団狂死事件の生存者に取材させて貰えることになった。彼女から聞き出した話は出回った情報と少し違っていて……

高校に入学すると同時に幽霊退治の仕事を押し付けられた少年——立花秋連 まあいっか、と軽い気持ちで承諾したものの秋連は後に後悔することになる 何故ならば、幽霊が朝に出て来るから …

外来の悪魔達が、出会うは実話怪談の世界。 怪奇に恐怖するは、人ではなく悪魔達。 悪魔の絶叫をぜひお楽しみください。

高校一年生の影憑 千早(かげつき ちはや) 朝、目が覚めると死んでいた。 本来なら成仏している筈なのだがなぜか 現世(ここ)にいる。 そして影憑は勘づく恐らくこの現世に居る理由…

　八角八足の鹿の神。人の道から外れた者が、道から外れた人を救う。

―俺はノートに記された― 本なんて興味ない。そう思っていた竜也は春介に誘われてやってきた図書室で一冊のノートを見つけた。ノートには、印刷された文字の羅列。五ミリ方眼に記された小説…

登場するのは十二支の動物たち。ねずみからいのししまで、動物たちが怖い話、悲しい話、恋の物語の主人公になります。

旧華族で、財界との繋がりもある大物・小岩井泰蔵。その妻である絹江の依頼で、怪談師の鶴泉南雲は小岩井邸へと足を運ぶ。どうやら絹江の娘が、何か〝おかしなもの〟に憑りつかれているらしい…

僕が大学時代にお付き合いしていた千華子さん。 彼女の家とその周りには、人間の理解の範疇を超えたものたちが跳梁跋扈していた。 そんな千華子さんと、千華子さんの家族と、沢山の人や不思…

明治の中頃。明治政府の近代化政策とは裏腹に、貧しい庶民は昔から変わらぬ生活を抜け出せていなかった。寒村に住む少女、民子は、女衒に連れられ東京に向かう途中、吹雪に遭い、山小屋に閉じ…