「「かもめ」」を含む小説

第一回きつね被造物小説大賞　応募用書き下ろし作品 ホムンクルス（人造人間）が錬金術師によってつくられる世界。 王都のホムンクルス研究者である錬金術師のムルムドミエルは古い友人を…

亡き母とともに貴族の屋敷の離れに閉ざされて育った主人公は、形見の笛をめぐる因縁に巻きこまれてゆく。その果てに彼が目にしたものとは――。 昨年5月の文フリ東京で完売した合同誌『かも…

合唱祭を控えた秋の終わり。２組に合同練習の挑戦状が舞い込んだ。 ピリピリと張り詰めた受験期ながら、どこか気怠い。退屈な毎日に彩りを加えてくれるような。 そんなクラスでの合唱を思い…

老舗劇団の若手（といっても三十路）演出家、境隆司。そう紹介されたら聞こえはいいが、初めての演出作品を失敗して以来、かれこれ裏方の手伝いしかさせてもらえていない、俗にいう「干され」…

１章【浦島太郎失踪事件】 竹藪の前で猪が殺されていた。 それを通報したのは浜辺で亀をいじめていた、子どもたちだった。 捜査に乗り出したのは半妖の青鬼と相棒の鴎（かもめ）。 事件…

職を失った30代の主人公がひょんなことからハローワークで介護職を進められ、介護職員になっていく物語。 主人公　佐久間　らんま 　新卒で入社した会社が倒産、３０代で介護職として働…

高校受験のために試験会場に向かっていた柊木明(ひいらぎあきら)は、その道中で三人の男に襲われていた女性を助けようとして、逆に返り討ちにあってしまう。しかし、偶然にも生きていた明は…

書けない苦悩で作品を1本書き上げることができたらなあ。 書きかけの小説のデータを目の前にして、鳥野信大（とりののぶひろ）はそんなことを思った。 いいアイディアを思いついて、順調に…