「花もの」を含む小説

日々の外出、犬の散歩の時などに道端に咲いていた花を二十句詠みました。 読者の皆様、選考の方々も、お楽しみいただければ幸いです。

【花緑青事件から二十年。麗しき殺人犯のいま 　一九××年八月十三日。夏祭りの夜に双子の姉が妹にヒ素を飲ませ殺害した後、自身も服毒。妹は死亡。姉は一命を取り留めた。 　この事件は当…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 二十句連作部門応募作

第2回「G’ｓこえけん」読者特別賞をいただきました！ 俺の姉は地元を出て、東京のアパートで親友と暮らしている。 ある夏の日、俺は姉のシェアハウスへ遊びに行った。 だが姉は重要な…

日常と、だいたい花と空が出てきます。

「結婚できない男とは付き合わないの」それが私の人避けの定番文句。何を思ったか私みたいな壁の花に告白しようなんて趣味が悪いと思うけど、私は人と付き合う気なんて無いんだから振ってしま…

一応財閥令嬢のもふもふ大好き中学生。 　前世界大戦で財閥解体により縮小され、規模もそこそこ、成績もそこそこ、容姿もそこそこ、人付き合いもそこそこな川嵜陽葵。 　ハイスペック令嬢の…

主人公の高瀬良太は、幼馴染の松原慎二を殺してしまう。 好きな女の子である上野香奈を取られたと思っての殺人、それは衝動的なものだった。 それからの良太は、自首をせず香奈の元でずっと…

「私ね、『誰もが幸せでいられる世界』を作りたいの」 『叶うわけないだろ、そんな世界』 　少女の願いを、獣は吐き捨てる。 　かつて在りし理想郷を崩壊させた大災害。誰もが獣となり、…

花筏を散らす雨空

いつになれば——

授業中に目を覚ました萌花は「愛してる」と誰かに言ってみたい衝動に駆られた。

「干照りが続いたある日、ぼくは君に出会った。毎日そばにいてくれて、水を汲んで来てくれる優しいロボットに。鉄製の体だって、ちっとも冷たく感じなかった」 廃棄場に咲いた花と捨てられた…

資源も土地も枯渇した世界で生きる人々は、知識の有無が人権の有無であった。 知識無き者たちは公共事業という名の強制労働を課せられ、いつ病気や怪我で死んでもおかしくない状況であった。…

面白いと思っていただけたらぜひ評価、感想等よろしくお願いします。今後のモチベーション、参考になります。 　 　時は近未来。世界中で起きていた戦争を終わらせたのは、日本が開発した…

夢を持てなかった1人の女性(水本 花)がある男と出会い、人生が一変。世界を担う人間になっていく(?)

文豪ストレイドッグスの二次創作です。 6月19日が誕生日の太宰治さんをテーマに書きました。 『ルリハコベ』『青いバラ』『25本』が今回の重要な所になります。 去年書いた「ある誕生…