千里の道も一歩から

三日月深和

千里のみちも一歩から


 

「結婚できない男とは付き合わないの」


 私は目の前の男の子に確かにそう言った。

 男の子って言っても同い年なんだけど。


「な…」


 彼は工藤くんと言う、同じクラスの人気者。対して私は樹華と言う壁の花。


「だってそうでしょ?もう私たち高校生なんだもの、将来を見据えてお付き合いしたいわ」


 嘘。

 こう言うと大体の人が私を重いと思って諦めてくれるから言ってるだけ。私は誰かと付き合おうなんてつもりもない。


「貴方にそれができるか、考えてからもう一回言ってね」


 それだけ残して私は校舎裏を去った。放課後の西日が眩しくて思わず顔を顰める。

 今日は晩ごはんどうしようかな


 私の両親は海外出張で家を空けている。二人とも有名な音楽家で自慢だけど、顔を合わせるのは年に何回かしかない。

 毎月振り込まれる生活費から食費を換算してご飯を決める。朝は食べたり食べなかったり、昼は惣菜パン、夜は適当に外食が多い。料理ができないわけじゃないけど、洗い物が嫌いなのでやることは少ない。


 にしても、断った時の工藤くんの顔…面白かったな

 まるでそんな返答は想像もしてなかったと言わんばかりの顔だった。私はその姿を思い出してくすりと笑う。

 呆気にとられた、ってあぁ言うことをを言うんだろうな

 口をあんぐり開けて、目元にショックが隠せなくて、案外普段の印象より純粋な人なのかなって思った。


 彼は決して飛び抜けて顔がいいわけじゃないけどクラスの人気者で、お調子乗りで、女友達も多い。つるんでる子の半分くらいは女の子なんじゃないかな?

 そんな人がどうして私に告白なんてしてきたのかわからないけど、とにかく誰かと付き合おうなんて気のない私には関係ないことだろうか。


 学校を出て繁華街を歩く頃には、もうすっかり空は真っ暗で、私は適当なファストフードで晩ごはんを済ませて店を出る。他の客なんて見てても仕方ないので、暇つぶしにSNSを覗くのが習慣化してしまっていた。両親が見たら「お行儀悪い」と怒られること間違いなしだと思う。


 店を出て家に向かうとき、意外な光景を見た。

 工藤くんだ。工藤くんが子供を引き連れて歩いている。

 中学生から小学校低学年っぽい子まで三人ほど、顔が似てるので兄弟かなにかだと思うけど、こんな時間に繁華街に子供だけなんて危なくない?


 思わず少し離れた所から後をつけてしまう。こんなところで何をするつもりなんだろう。

 彼らの後に続いていくと、一件の花屋に入って行った。店の外からそれを見守る。


 店を出てきた彼らがそれぞれ持っていたのは、一輪のカーネーションだった。慌ててスマホで日付を確認したけど、今日は母の日じゃない。


 母の日でもないのにカーネーション?

 兄弟全員が持ってるってことは、多分お母さんにプレゼントでもするのかな。お母さんがカーネーション好きとか?

 疑問が山盛り。かと言って今日あんなこと言ったばっかりだから顔合わせづらくて声掛けれない。どうしよう。


 勇気を持って声をかけるか悩んだ時、私の肩に何かが触れた。

 反射的に振り向くと、そこには明らかにチャラそうな二人組。


「お姉さん一人? 俺たちとお茶でもどう?」

「お断りします。やることあるので」


 私が即座にそう返すと、二人組は軽く笑った。


「ははっ、それって好きな子のストーカー? あんな坊主より俺らと遊ぶ方が楽しいよ」

「それを決めるのは私なので貴方たちの意見は知らないですね」

「は? 何こいつ生意気なんだけど」


 二人組の片方がイラつき始める。このまま白けて去ってほしい。


「いいじゃんいいじゃん、行こうぜ」

「っ!」

 腕を掴まれた。離す気がないのか結構強めに握られた場所が痛みを訴えている。困ったな。

 流石に力勝負では勝てない。悲鳴でもあげてみようか。



「おまわりさん、あそこです!」



 急に舞い込んだ聞き覚えのある声に目を見開く。声の方に向くと、工藤くんとその兄弟が警察二人を引き連れて私を見ていた。


「あそこ!女の子嫌がってる!」


 工藤くんと一緒にいる少年が言う。その声に警察がこちらにやってくる。


「君たちなにしてるの」


 その声に、掴まれていた腕が離される。痛くて摩っていると、警察の片方がそれをチラリと見た。


「あ…いやぁ、困ってたみたいなんでぇ、声かけただけっすよ」


 へらへらとチャラ男が答える。こっちは腕痛めてると言うのに調子のいい。


「じゃあなんで女の子腕さすってるの。無理やりだったんじゃないの?」

「そんなことないっすよぉ、ねぇ?」


 そうもう片方のチャラ男が私をみる。

 私はそれを跳ね除けるように警察を見た。


「ナンパされて無理やり腕掴まれました。痛いです」


 私の発言に、チャラ男たちが明らかに慌てる。警察は大きくため息をつく。


「あ、お、おれ用事思い出したぁ。失礼しまーす」

「俺も一緒なんでぇ…すいませぇん」


 苦し紛れの言い訳で二人はそそくさと去っていった。私も小さくため息をつく。


「樹さん大丈夫?」


 そう言ったのは工藤くんの声だった。顔を向けると、兄弟揃って私を見ている。


「あ…うん、大丈夫。ありがとう」


 四人一気に視線を向けられると、流石にちょっと気圧される。


「お嬢ちゃんが無事でよかったけどね、小学生の子はそろそろ帰らないとだよ」


 言われてスマホを見ると、時刻はもうすぐ七時になりかけていた。確かに条例では小学生以下は保護者が居ても繁華街に入れない時間になりつつある。


「わかりました」


 工藤くんが答える。少年はどこか残念そうだ。


「ちょうどいいしみんな揃って帰っちゃいなさい。繁華街なんて危ないんだから」


 警察の言葉にYESで返す。工藤くんはなぜか私を見ると「一緒に行こうよ」と声をかけてきた。今日ふったばかりなのに、と口にして良いか悩む。


 私は正直疑問に思った。普通は顔も合わせられなそうなものだと思うけど。

 私が怪訝な表情を見せていると、彼は「話したいことがあるから」と私にだけ聞こえるように言った。とりあえず話があるなら良いのかな、と私は工藤くんたちと一緒に帰ることにした。

 


 

「あー!よかった!」


 繁華街を抜けた住宅街で、工藤くんはそう大声を出した。それこそ緊張の糸が途切れたみたいに。


「ちょっと、近所迷惑だよ」


 私がそう言うと彼は慌てて「あ、やべ」と返してきた。気をつけたほうが良いと思う。


「いやでも良かった、間に合って」


 彼は改めて私を見る。安心したように笑う彼の視線に、少し胸が鳴って変だなって思った。


「いつから見てたの?」


 私の言葉に、工藤くんは照れたように頭を掻いて言う。


「今日、母さんの誕生日でさ、兄弟と花を買いに行ってたんだ。店でたら、樹さんが変なやつに声かけられてるの見かけたから」

「にいちゃん慌てて警察探しに行ったんだよ」


 中学生くらいの子が私に言う。私はなんか、少し驚いていた。

 もうちょっと学校だと情けない印象っていうか…行動力ありそうな方には見えないんだけどな、と。


「あぁ、お前!そーゆーこと言うなよな」


 照れた顔の赤みで工藤くんは中学生くらいの子の頭をぐしゃぐしゃにする。しかしそのせいでさらに揶揄われていた。


「みんな兄弟なの?」


 私の問いに、小さな一番年下っぽい子が答える。


「そうだよ!あきらちゃんがいちばんにいちゃん!」


 小さい子は嬉しそうだ。私も釣られて笑ってしまう。


「そうなんだ」

「おねえちゃんは、あきらちゃんのかのじょ?」


 中くらいの子が言う。私は急な質問にちょっと照れてしまった。


「ばっ、ちげーよ!」


 工藤くんがまた弟の髪をくしゃくしゃにする。しかし弟くんは嬉しそうにそれを受けていた。


「あ、うち」


 中学生くらいの子の声。声の方を向くと、二階建てのアパートが目に入った。


「にいちゃんその子送ってあげなよ。花は俺たちが渡しとくから」

「そうか? ごめんな」


 工藤くんはそう言って持っていた花を弟たちに渡す。工藤くん以外の三人は、私に手を振ってアパートの方へ去っていった。


「送るよ」

「ありがと」


 なんとなくついてきてしまったけど、この辺は詳しくない。送ってもらえるのは助かる。


「樹さんちってどのへん?」

「駅の反対側なの」

「げ! それなのにここまできたの!?」


 ごめんね!と彼は続けて、少しここで待っててほしいと言った。


「チャリ取ってくるわ」

「わかった」


 確かにここから駅の反対側では、往復して歩くにはしんどい距離がある。帰り道を考えると自転車は正解だと思う。


「お待たせ、ごめん」

「大丈夫だよ」


 二人で歩き出す。少しの沈黙が流れて、工藤くんが口を開いた。


「今日の、結婚がどうのってやつ」

「うん?」

「ほら、告った時の」

「あぁ…」


 まさか本当に考えてたのかと、私は思った。やっぱり純粋かもしれない。ちょっとバツが悪い。


「俺さ、両親離婚してて」

「!」


 まさかの衝撃発言。

 知らなかったとは言え、重たい話を振ってしまった。


「結婚とか、うまくわかんないんだけど。樹さんがいつも授業中窓の外を見てるのを見ると思うんだ、こっち向かないかなって」


 確かに退屈な授業を聞いてるよりは、空を眺めてるのが好きだ。よく鳥を見ている。鳥のように自由に飛べたらって。


「…うん」

「教室だと女子とも話すけど、付き合ったことってないし。好きとかもちょっと曖昧でさ」

「…それなのに告白したの?」


 呆れた。これじゃ子供のごっこ遊びのよう。


「あぁいや、これが好き、だと思うんだ。ずっとこっち向かないかなって思ってたから」


 こっち向いて、俺を見てくれないかなってと、彼はそう続けて、私はその言葉に少しだけだけど確かに感情の芽生えはあるんだと感じた。


「それが、私を好きな理由?」

「うん…樹さん、いつか窓から飛んでっちゃいそうで、不安で」

「それはないよ」


 人は飛べないもの。


「えっと体じゃなくて、心がさ、ここから離れていっちゃいそうで」

「心?」


 私の問いに、彼は少し考えるように顔を顰める。気付けば私たちは踏切の手前まで来ていた。


「なんて言うかな、それが樹さんの綺麗なところなんだけど、俺はそれをそばに置いておきたくて」

「!」


 綺麗なんて、初めて言われた。

 図らずも動揺する。


「それを友達に相談したら『それは恋だ!』って言うし、自分でもそんな気がして」


 その発言に、私は再びなんだかな、と思った。なんて曖昧な感情なんだろう。

 やがて踏切の前で、工藤くんが止まる。電車は来てないのに、私も釣られて止まってしまった。


「でもやっぱ、樹さんにどこかへ行って欲しくないから俺は樹さんが好きだと思う」

「…」


 工藤くんはいつになく真剣な顔でそう言った。私が驚いて彼を見ていると、我に帰ったように顔を赤くするのが見えた。


「っぷ、あははっ」


 私はその真剣さに、思わず笑いがこぼれた。馬鹿にしたいわけじゃないけど、こんなに無自覚だなんて。


「ちょ、俺おかしいこと言った!?」

「あはは、はぁ…違うの。どこかへ行って欲しくないって、なんだかプロポーズみたいだと思って」


 好きだと思う、って曖昧な感情なのにどこかへ行って欲しくないってなんだか矛盾してるのがおかしくて、でもそれだけ真剣に考えてくれてることが嬉しくて。いろんな感情が心を巡る。

 私の“プロポーズみたい”と言う言葉に、工藤くんは顔を真っ赤にする。その顔は今までにないほど赤くて、なんだか茹で蛸みたい。


「…うんだ」

「?」


 またちょっと笑いそうになると、工藤くんは呟くように何かを言った。私には聞き取れなくて、思わず聞き返す。


「そんな風に、笑うんだ…と思って」

「!!」


 その言葉になんだか恥ずかしくなって顔が赤くなるのを感じた。どうしてだろう。

 別に赤くなるような所でもないのに。

 そして別に言葉に顔を赤くした訳じゃないと分かった。予測が外れるのはなんだか悔しい。


 その場で話していたら、踏切の音が聞こえてきた。甲高い音の中で、踏切が閉じていく。

 互いに顔が赤いせいで、なんだか踏切のリズムで心臓が鳴ってるような錯覚を覚える。そんなはずないのに。


「「…」」


 どこか緊張をもった沈黙。その中で、凄まじい音を立てて電車が通り過ぎていく。

 踏切が開いた頃、工藤くんが私に言った。


「…俺、思ったより樹さんのこと好きかもしんない」


 私は少し落ち着いたと言うのに、工藤くんの顔はまだ茹蛸みたいで。私はそれをじっと見て、彼の次の言葉を待った。


「今、笑ったの…俺だけのにしたいって思った」

「…本当?」


 工藤くんがそう私に言う言葉に、どこか嬉しいと感じている私がいた。告白された時は、こんなこと全然考えなかったのに。


「本当…」


 顔を真っ赤にしたままでも、視線が合わなくても、必死に言葉を届けようとしてくれてるのがわかって。そのまっすぐな言葉が、私の中に染み込んでいく。


「嬉しい」


 私は、またさっきとは違う感覚で自分が笑ってるのがわかった。彼の言葉が素直に嬉しかったから。


 私が歩み出すと、彼も釣られるように一歩踏み出す。

 踏切を渡って、もうこの辺の道はわかるはずなのにそれを切り出せなかった。この時間が続いてほしいと思ってる。


「俺、やっぱ結婚とかわかんないけどさ、樹さんと一緒に居たい」

「そうなんだ」


 意地悪するように、興味のないふりをする。

 貴方は私になんて言うの?


「樹さんが好きだ! 俺と付き合ってほしい!」


 工藤くんが先に止まって、歩いていく私の背中にそう叫ぶ。私は彼に見えないように一瞬だけにんまりと笑って、表情を戻してから振り向いた。


「でも私、工藤くんのこと知らないし、工藤くんも私のこと知らないよ?」

「それは…これから知ればいいじゃん」

「そうかなぁ、じゃあ友達からって言うのは?」


 そう言って私はまた歩き出す。後ろから自転車の金属の擦れる音が慌ただしい音を立てていて、工藤くんが早足で私に追いつこうとしてるのがわかる。


「友達…じゃなきゃダメ?」


 困ったように彼は言う。


「どうかなぁ。私は困らないけど」


 私の言葉に、工藤くんはますます困った顔をする。

 そりゃそうだよね、嘘は言ってないし

 でもあからさまな意地悪ってわからないところ、ちょっと好きかも知れない。


「俺は…困るよ」

「どうして?」

「だってさっきわかったんだ、樹さんが好きだってハッキリと。だから、困るよ」


 彼の表情は至って真剣で、少し意地悪しすぎたかなと思った。

 このくらいにしてあげようかな。


「冗談だよ」


 私がそう言うと、彼はあからさまに…いやちょっと大袈裟目に驚いた顔をした。私はその様子になんだか犬みたいだと思いながら、また口を開く。


「付き合ってみよっか」

「いいの!?」


 私の一言だけで、彼は今日一番に大きな声を上げた。


「うるさい」


 私が顔を顰めると、彼は再びバツの悪い顔をした。


「ごめんなさい…」

「気をつけてね」

「はい…」

 正直言って、工藤くんていいムードとか無さそう。


「で、でも、本当にいいの?俺結婚なんて…」

「あれは男避けの嘘だよ。誰かと付き合おうとか考えてなかったから」

「そうなの?」

「そうなの」


 不安そうな言葉の端々に自信のなさを感じる。夢とでも思ってるかも知れない。


「それに結婚なんて、しようと思えばできるもの」

「そう言うものかな…」


 困ったように笑う彼に、私はまた笑顔を向ける。

 そりゃそうでしょ、工藤くんにする気があればいつでもできるもの。なんて、調子に乗るだろうから言わないけど。


 本当に結婚できるか、なんて不毛な話で。お互いにそこに向かって歩いていければ自然とできるように、私は思う。


「じゃあ私、この辺だから」


 歩き続ければ家なんてあっという間。辺りはすっかり見慣れた景色になっていた。


「そっか、じゃあここまでだね」


 そう言う工藤くんはどこか寂しそうだ。


「さみしい?」

「そうかも」

「じゃあ、連絡先教えてよ。帰ったら教えて」

「いいね、それ」


 互いの連絡先を交換する。携帯に登録された“工藤くん”という文字が、私の中の新たな関係を実感させる。


「じゃあ、また後でだね」

「うん」

「お母さん、プレゼント喜んでくれるといいね」

「どうかな…そうだといいけど」


 そんな短いやり取りの後で、私たちは別れた。

 家に帰って真っ先に自分の部屋に行って、鞄を置いたら着替えもせずベッドに寝転ぶ。


 ヘッドホンを付けて大きな音でクラシックを流したら、私は頭から落ちるように音楽の海に沈んでいく。

 心地いい音楽が私を包み込む。この安心感の中で、今日のことを振り返った。


 でも彼氏できるなんて思ってなかったな

 しかも一回振った相手と付き合うなんて。

 でもナンパから助けてくれたの嬉しかった。

 慌てて照れる様も可愛い。

 思ったより私の言葉を真剣に考えてくれた。

 揶揄い甲斐もありそう。

 いい人そうだけど、同時にこれからどうなるかな、なんてことも考える。お互いまだ若いし、浮気とかあるのかな。


 少し暗い気持ちになっていると、側に置いたスマホが震える。起き上がって確認する。そこには、工藤くんからのチャットの通知が表示されていた。


 帰ったよ、と書かれたチャットにスタンプで返す。今日はありがとうと言葉も添えて。

 工藤くんは今日送ってくれたのを気にしないでいいと言ってくれた。彼氏の特権だから、なんて言葉も付けて。私はそれに小さく微笑んで返信する。さっきまで考えてた暗い気持ちは吹き飛んだようだ。

 私たちがこれから先どうなるかなんてわからないけど、まずは歩き出してみよう。


 千里の道も一歩からってね。

 

 

 

 

                                 終

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