「ただぼんやりと」を含む小説

今日お風呂に入っている時に、ぼんやり思いついたものを書いてみました。 結果よく分からないものが出来ました。

突発的に思いついた単発ネタを披露 ジャンルは問わない短編の予定

ドビュッシーのベルガマスク組曲より、前奏曲を聞いて思いついたお話です。あの曲のなにかはっきりしない、ぼんやりとしたところが好きです。そのような形で、ぼんやりした展開の小説にしまし…

　一目見ればどこかの聯隊の軍人であるかのように見えるSは、こう見えても二十半ばの官吏である。　 　妻のI子と共に幸せに暮らしていたSだが、とある事情によって家へと帰る足取りは鉛の…

　俺、三木綱吉（みきつなきち）は晩秋の夜中に、ぼんやりしていた。 　なっちゃんこと二岡夏樹（ふたおかなつき）との仲についてだ。 　なっちゃんとの間柄はいわゆる幼馴染で、それだけで…

生きている実感のないひとが、水面の絵に惹かれていく現代小説。 読み切りです。

野林緑里さまの自主企画、 「タイトル、あらすじ、冒頭二百文字書いたので続き書いくださる方募集その２」 にふたたび参加させて頂きました。 普段ハッピーエンドのラブコメばっかり考…

サラリーマンの後崎。日々の生活に疲れた彼は仕事をさぼり、地元の駅で一人ぼんやりとしていた。 通過する電車を眺めていると、思わず飛び込みたくなってくる。 こんなこと考えてしまう僕、…

ごく普通だろう男の 端的にいって、恋愛あるある的なつぶやき。 受験が理由で別れに至ったのは何故？ エディプスコンプレックス立ち往生説も浮かぶところですが？ 果たしてあなたの一番…

とある事件にてつかまり死刑囚としてぼんやりと日々を送る北川のもとに訪問者が現れる。 「どうして、人を殺した？」 これは、どうしようないクズが辿った末路の記憶。

幸福しかない世界で生きる男は自分の恵まれた境遇にぼんやりとした不満を抱いていた。幸福が故に不幸を求める男は、やがてーー

「人間の思考は正しい正しくないの問題ではない、それは知っているけれども「正しさ」を重んじるのが今の世の中であるのなら、足が蔓延るこの世ではプラスチックのような正しさをぼんやりと信…

恐怖皆無。ホラーっぽい薬味をのせた味の薄い豆腐のような、ぼんやりしたお話。 帰省中の少年と祖父が、夕涼みがてらお散歩しながら駄弁ってるだけかも。 恐怖はないけどちょっぴり不思議風…

かつて大陸を制覇した亡国の兵器である少女は今、とある国の客人として高い塔の上で毎日をぼんやりして過ごしていた。 そんななか、ある日彼女の元へやってきたのはにぎやかな世話係の少女で…

「私、桜好きなの」 　あの日のさよりの声で、春人《ハルヒト》は目を覚ました。朝の清々しい光が窓から差し込んでいる。まだ半分眠ったままの頭にぼんやりと浮かんでいるのは、あの大きな…

人は追い詰められると曖昧なものに逃げだすようだ 曖昧なままじゃ誰にも伝わらないから 親切な人達がせっかく分かりやすくしてくれたのに どうやら分かりにくくしたいらしい 自分の底を

　オレは他人の記憶を抜いて見ることができる。そんで抜かれた方はそれを忘れてちまうってわけだ。 　今しようとしていたことを忘れ、ぼんやりとするとこを見るのはサイコーに面白いね。…

アリアーヌ・サジェスは無実の罪で国外追放を言い渡されてしまう。 のんびり生きるのもありかなとぼんやり思っている間に縄をつけられ森の中に放置されていた。 「迎えに来たぞ、我が花嫁…

―――ようこそカナタ･･･？夢幻の箱庭(ドリーム・ガーデン)へ･･･！！ 大病を患い、ベッドの上で死を迎えた少年、星乃 彼方(ホシノ カナタ)はどこかぼんやりとした赤紫色の空が…