「ことばのてじな」を含む小説

言葉というのは、もしかすると世の中で1番身の回りの近くにある道具かもしれません。 普段当たり前のように扱い、当たり前のように言葉に浸かって、当たり前のように言葉を交換し合う、そん…

ことばの最大にして、最善の効用とは、人の心に何らかの作用を与えるということに他なりません。 歴史を紐解けば、折々に、ことばがあって、それが端緒となったり、ケジメとなったり、あるい…

全部の話が約140字です。 どこから読んでも大丈夫です。 目指せ、100話。 【2019.8.13】 100話までいきました。 ありがとうございました。

人生のある時期、そう、ほんの一時期、私は詩を書いた。 日本語と英語で同じ意味のことを、どちらも韻文になるように書いた。これは結構な離れ業だと思う。 実際のところ、そのようにして書…

吉沢加奈子。二十四歳。社会人生活二年目のＯＬ。彼氏アリ。 安定した仕事と優しい恋人。 このままいけばきっと彼と結婚することになるのだと思う。 それなのに、満たされないのはどうして…

主人公・吉山啓介は、高校二年生の合唱部員。だが、部員は野郎がたったの四人。まずは部員を確保しなければ、と、四月から部員募集をかける。一年生の女子二人を確保したまではよかったものの…

咎言――命を持つことば。力を持つことば。 ――そして、罪の証。 “咎持ち”はいずれも、等しく、大罪人である。 四人組の傭兵〈戦勝請負〉は、参加した戦に必ず勝利をもたらす―― ―…

口紅と香水。 京都の小さなカフェで相席した女と女のワンイブニングを、一口ばかりの短編で。

ことばには、本来の意味の他に意味を持つものがあります。 花言葉やパワーストーン、星や星座といったものです。 そこに焦点あてて、自分なりのエピソードを加えたものを作れたら…いいな…

心からあふれたひとしずく。それが、言葉という豊かな大地をうがち小さな海を作る。それはとても小さなものだけれど立派な海だ。母なるものだ。その母から生まれたもの。それを詩と呼ぶことが…

各話で完結しています。 1話が200字くらいで、さくっと読めますので、お時間があいたときなどにどうぞ。 ジャンルは、各話で違いますが、概ねファンタジー系が多いのかな？と思ったの…

恋愛って、いいよね でも、ちょっと変わったものをここに収録 各話で完結。 お気軽にどうぞ “ことばのびっくり箱”からの分離のものもあります。

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。二百四十九。

長い付き合いの幼馴染みが夢だった自分の店を持った。そこに招待されたなつきは、今まで伝えらえなかったことばを伝えたいと予告されていた。シチュエーションラブコメをめざしたお題用現代ラ…

　やっぱり、ハナは温かいわね。あの人とは違う。 　え？　だれ？ 　ううん、気にしないで。 リカは笑って首を何度か横に振り、答えなかった。妙に大人びた言い方。それは家族の誰かなどで…

ふらふらとやってくる言葉を書き綴った詩を載せていくだけ。 SNSやポートフォリオ サイトのものと、一部重複します。

まわりのおとなはみんな、「ほんとうのじぶん」ってことばがすきだ。 わたしから「ほんとうのじぶん」をうばったくせに、よくそんなことがいえる。 わたしは、「ほんとうのじぶん」のみつ…

日常に埋もれて消えていく、漂う思考を言葉に託して。 詩という墓標にしたためる。