青い、切れ端
星野宇深
紅茶
甘いドーナツを口につめこむ。
苦しくなって、温かい紅茶を流しこむ。
甘さと温かさを体に流し込んだ私は、
ポロポロと涙を流す。
甘さは紅茶の味で消えていく。
体に残るのは、温かさだけだった。
私は、甘さだけが欲しかった。
甘さだけが、私の支えだった。
貴方は私を、砂糖中毒にして殺したの
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