「文芸／ライト文芸」を含む小説

『平凡』という言葉が一体なにを指すのかわからないけど、きっと私達は平凡な夫婦なのだろう。 変わりゆく季節と共に深まっていく信頼。 それは、私達にとって大事な日常。

ふんわりと文芸部っぽい舞台のネタ置き場です。 小説を書く際に考えたことや愚痴などを一割程含んだフィクションです。 KAC2023およびその後の777文字で書いた短編版を再編…

「私も一緒に連れていって。旅人さん」 　世界の果てを目指す旅人のシイハは、道中に訪れた廃墟の集落で十六歳の少女・ユイと出会う。 　彼女は、飢えた同族の共食い選別により、屠殺寸前…

クラスでいつもボッチで読書している眼鏡おさげ少女。 武道場で会った彼女は俺を、笑顔でぶん投げるのだった。 柔道着を着ると性格が変わるなあ。 え、元日本一だって？ なんで柔道部の…

2025年、夏。 幻影――ゼノと呼ばれる異形の飛行物体に地球が侵略される数日前。 この世界を守るため、わたしたちが幻の翼を得て舞い上がる数日前。 わたし、熱海愛衣は彼女を誘った…

俺は実は猫である。名前は紡。 とりあえず、暇潰しと何かよくわかんねぇけど むしゃくしゃするんで、人語の勉強ついでに誰彼構わず毒を盛っていくぜ！ ただの猫『紡』と、『化猫』。…

月に1回のスローペースで更新します 縦組みで読んでもらえると読みやすいです

カクヨムWeb小説短編賞2023参加です。 とっときのおやつを食べられてしまった紅葉《もみじ》。 おやつの代わりに残されていたのは新聞を切り抜いて作られた怪文書。 冷蔵庫を開け…

都市伝説が恋をしたって、いいじゃない 　 この世界には『怪異』が存在する ひとびとのウワサ話でしかなかった情報が具現化した『怪異』が ベッドの下男、怪人アンサー、人面犬、…

大好きだったマイナー芸術家のおじいちゃんの作品は、全て生活費のために父に売られてしまった。独りになった今、幸せだったあの頃を取り戻したい。

新学期を迎えたとある日曜日。 小学五年生になった美原香織は、一人ショッピングモールに向かうため朝早く自宅を出た。 駅に向かう途中、男性を引きずりながら歩くクラスメイト新山高志を見…

大人になりたくない雀の話

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　応募作品 文化祭において文芸部が出す歌集。 をコンセプトとしています。 文芸部、および、各短歌については、下記も参照すると楽しめます。 …

片想いのときの方が幸福だったなんて 僕は両想いなのに、とても苦しい ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうそ

周りに言葉や理論では説明できない不可思議な現象が起こる少女・澪が行き着いたのは場末もいいところの街角の寂れた占い屋。そこにいたアシヤを名乗る自称・さすらいの陰陽師は澪の体質の原因…

突然異世界に迷い込んだ僕、高橋翔流は森の中にいた。 どこかも分からず一人遭難状態。 そこに現れたのは関西弁し過ぎるソロキャンパー、リッキー。 十三歳だと言う彼に、僕は事情を説明す…

　目が覚めたら、一面鏡張りの知らない場所に居た。 　ピンク色の妖精に問い掛けられて、少女は自分の記憶が失われていることに気付く。 　妖精の言によると、ここは殺人鬼の闊歩する危険な…

大学生の隆太は同じ高校出身で、一つ上の真澄と付き合っている。 高校時代は生徒会長として誰からも慕われる真澄だったが、今は？