文芸部 歌集【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部】

水城みつは

文化祭趣向を変えて短歌詠む みんなよろしく ――序文に代えて

―― 本日の議題 「文化祭について」


部室のホワイトボードに本日の議題を書く。

「というわけで、文化祭で出す部誌について決めます」

とはいえ、毎年恒例となっている部分はそのままなので、今年の目玉的なのをどうするかだ。


「漫画は?」

「ラブコメ!」

「てか、なおは何か考えてるのがあるんじゃないの?」


流石、桜にはお見通しか。

「あー、歌集、短歌なんかはどうかと思ってね」


「なるほど、そう言えばコンテストもあったな。そっちにも応募して一石二鳥という訳か」

「先輩、良く知ってましたね。その通りです」


「短歌かー、面白そう」

「書いたことないけどいけるかな」

みんなわりと乗り気のようだ。


「じゃあ、今年は歌集を用意するということで、みんなよろしく」

とりあえず、歌集で決定として、みんなに頑張ってもらおう。


「なに他人事のように言ってるの、言い出しっぺで部長のなおが一番頑張ってね」

「……ですよねー」




―― 解説 ――


一連の短歌は、第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 応募用作品となります。


ただし、別途連載中の 文芸部 部活日誌

https://kakuyomu.jp/works/16817330655577060433

の面々による文化祭用の歌集というコンセプトです。

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