学園の謎に挑むは文芸部? 短歌で綴るプチミステリー

水城みつは

はんぶんこ残したはずの冷蔵庫とっときおやつ食べたのは誰?

「先輩、やっと来ましたね」

放課後、文芸部室に入ると、仁王立ちの紅葉もみじが居た。

一年生の双子姉妹の姉の方だ。


なお、謝るなら今のうちよ」

幼馴染でクラスメイトでもあるさくらにまでそう言われるが、思い当たることはない。

「今のところ、君が最重要容疑者だ」

先輩までそう言ってくる。


「いや、何の容疑だよ!」


「私のおやつを食べた容疑です。

放課後に食べようと思って冷蔵庫に入れていたらなくなってたんですよ!」

激おこの紅葉だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る