「異世界恋愛/短編」を含む小説

かつて親族と愛する婚約者に裏切られ、恐ろしい魔女と化したフィーネ。彼女はこの上ないほどの残虐非道な方法で城中の人間を殺害し…城を燃やし、その痕跡は何も残されてはいない。しかし今尚…

お困りごとなら解決手段を差しあげよう。もちろん対価は取るけれど。

※この作品は番外編になります。 現在掲載中の作品である「紅き絆の狂犬達」の登場人物であるレイル×「東の香りは罪の味」の登場人物であるリーファの短編百合小説です。 物語の時間的には…

勇者と相対するのは強大な魔王。 まさしく、死の象徴だった。 しかし勇者の心には不思議と恐怖はなく、むしろ頭の片隅にどこか妙に冷めた部分があるのを自覚していた。 「――覚悟しろ！…

18歳のアリンには悩みがあった。それは幼なじみの少年と交わした、幼い頃の約束のことだ。「アリンをぼくのお嫁さんにする！」今や大人になり、平民から出世して騎士になった幼なじみは、も…

貴族令嬢のニーナは三回目の婚約破棄を受けた。婚約破棄の原因は、特別な神職『神子様』がニーナに良くないお告げをしたからだ。 このままでは一生結婚できないと思ったニーナは、ついに神子…

勇気と希望を司る大魔女、メイラフラン様にお仕えする私ことヴィルクスは、悩んでいる。 仕える主に不満がある訳でも、魔物によって孤児となった自分の運命を恨んでいる訳でもない。 そ…

　みなさま、魔女といえばどのような印象をお持ちでしょうか？ 　妖艶。狡猾。絶大な魔力。気まぐれ。 　私に言わせてもらいますと、半分当たり、半分はずれでございます。 　かくい…

新たな魔法を多数作り出す天才魔法学院生クレア。 しかし、そんな彼女が本当に作りたい魔法は『惚れ魔法』ただ一つ！ これまでの新魔法は惚れ魔法作りの失敗作に過ぎなかった！

この世界では、誰もが一つだけ、自分だけの『祝福』と呼ばれる特殊能力を持っている。人々に授けられた祝福には、様々な種類がある。掌から火や水を出す祝福、雨や雷を降らせる祝福、人の心を…

今日は私と婚約者の婚約式。けれど肝心の彼は見当たらない。探し当てると彼は別の女性と浮気の真っ最中。そしてあろう事か私と婚約破棄する事を約束していた。そんなに私の事が嫌いなら彼の望…

『戦神作戦』――それは戦時下の一大国策。 長引く戦況をあやぶみ、王室は貴族令息たちの出兵を決めた。伝説の英雄「戦神」にちなみ、いいなずけとなる令嬢たちをあてがったうえで。 これ…

「たかが一度の過ちじゃないか……これくらい水に流せよ。頭の固い女は嫌われるぞ」 私メアリーは今日まで3年間、ラングトリー公爵夫人としての役目を果たしてきました。 ですが、もう…

国王だった兄とその妻が事故により亡くなったことにより、王太子である甥が成人するまで急遽国王代理を務めることになったティーシャは、婚約を白紙にする。

森の奥に住む『微笑みの魔女シルヴィア』。そして彼の弟子である人間のディラン。 シルヴィアはディランに心惹かれながらも、ある日彼の「好みのタイプ」を聞いてしまいショックを受ける。…

「私、もうすぐ死んじゃうんだよね……」 　病院のベッドに横になりながら、私は呟いた。 　でも、不思議と涙は出てこなかった。 　いつこの世から離れることになってもおかしくはない。 …

◆佐祐（さすけ）さんに、ひなぎくは、手紙を書いていた。 モチモチ日記を贈る為に。 送った翌朝、枕元にどうしてか日記がある。 すると、うさぎが現れた。 ◆よろしくお願いいたします。

王宮の従者としてスパイ潜入したユラーナ、徐々に信頼を積み重ねながら王子の従者となるに至った。 これで、この王国の情報を簡単に得ることができる、そう思っていたのに…… 2話完結の…

カトリーヌはアントーニオとマリアの関係を結婚当初から知っている。 なぜだかふたりの不倫中の「音」を盗み聞きしてしまう。 カトリーヌはアントーニオの不倫を問い詰めることをしなかった…

読むのが好きなんです。わりと何でも読むんですが、色々と読んでいると特に「これ好き！」って話があります。推しとでも言いましょうか。 推しについてどこかで喋りたい。 そうだ！エッセイ…