「児童向け 物語」を含む小説

ひとりぼっちのまほうつかいがいちねんにいちどおこす奇跡の物語。 今宵、流れ星がふりそそぐ。

　いつか一華庵でお点前することを夢見て、茶道をつづけてきた寒河江サチ。さっちゃんの愛称で親しまれ、茶道がうまいと周囲から一目置かれている。 　この秋に夢をようやく叶えたその日、茶…

　犬飼人（いぬかいびと）と呼ばれる一族に拾われた少年、アルタイルは、一族の人間に認めてもらうべく「幻妖犬（げんようけん）を育てる」という犬飼人の務めを始める。 　臆病で甘えたがり…

・完成をもって過去の産物となる「作品」にとって、「あなた」は未来の存在である。 ・遠い未来の物語が展開される「作中」において、「あなた」は過去の存在である。

これは、人間の言葉を話せない少年が自分の思いを伝えようと人間になって行くまでの物語であるー。

　ユラ神の末裔の少女ハンナは、生まれながらに二つの国から《呪われた子》と疎まれ、祖国から追放された母とふたりきりで居場所を探し求め生きていた。精霊と虫たちが守る小さな国で生きる希…

学童保育に通う仲良し7人組と学童保育士のいつもの1日に起こった、ちょっと不思議な物語です。

【そこで私は 彼らがみた夢の中を歩き 彼らがみた現の中をあるく】本を読んでいた美咲は「とある森の中」に迷い込む。キツネの話ではそこは図書室だというが、本は一冊も見当たらない...…

キノコが踊り、歩くお話。

私、猫村美鈴と言います。どこにでもいる、目立たないごく普通の中学１年生です。 ある日カラスに襲われていた猫を助けたら、あら不思議！ 助けた猫が、お礼に魔女にしてやると言い出しまし…

山の学校に転校してきた海莉は、図書室で黒い表紙の本を読んだ。中の五つの恐ろしい物語が現実になる？　表紙の絵のおんなのこがわたしに話しかけてくる——この学校では昔なにが起こったの？

　今は令和。狼ノ森神社に狼堂壱という男の子がいました。彼は六百年前の自分が知らない過去を持っています。 　そして金髪碧眼の土御門櫻子という女の子がいました。彼女は六百年の時を経て…

【友情と恋、そして不思議な事件】 榊之宮夕月（さかきのみや・ゆうづき）は田舎町に住むごく普通の女の子。ちょっとお人好し過ぎるところがあるけれど、友だちと仲良く学校生活を送っていた…

　星座が好きな小学生の『僕』 　夏休みのある日、屋根裏部屋で自作プラネタリウムを起動させたことで見知らぬ惑星に飛ばされてしまった。 　そこで出会った顔は同じだけど正反対の性格のも…

或る日、ＳＮＳに動画が投稿された。 その内容は、魔法を使った物体浮遊の動画だった。 インチキだと、そのトリックを解き明かそうとしたもの達が、動画の通り魔法陣を使って、呪文を唱…

十月になっても、残暑は図々しく秋に居座っていた。 どこまでも続く夏は、いつまでも怪談を――おばけを生み続ける。 死体を弔っても消えないイツマデ。 チャットアプリを利用するこっくり…

島のシャルリー王族のお姫様であるシーは、夢の中でいつか島が海に沈むことを知る。島のみんなを助けたい、そんな思いを抱く中、少年サンと出会う。その出会いが、シーの背中を押すことになり…

湖の畔の白い小さな家。 その家の住人は既になく、長い年月の末、廃墟となっていた。 そんな廃墟で主の帰りを待つものがいた。 軋む体で精一杯、『お帰りなさい』と伝えるために、…

超短編クソ小説です。 深夜に作りました。

銀杏の木が雨や風にも負けずに団結して旅人を護ってきた. 頑張っていても寿命は来る。でも最後まで命の炎を燃やす。