「ショートショート短編 カクヨムオンリー」を含む小説

引っ越し先の村では、村長に対して新年の挨拶をするという風習が存在していた。 そのことを最近知った私は、とっくに三が日が終わっているのに、今更挨拶をしに行くことにする。 すると、村…

泉のほとりで女の人が困り果てておりました。泉の中に、大切な指輪を落としてしまったのです。そこへ美しい男の精霊が現れて言いました。「あなたが落としたのはこの指輪ですか？」――さて、…

カクヨムコンテスト10【短編】 短編を幾つか、まとめたお話。 一話だけでも読めます。それぞれが抱えるIfの先に何があったのか。 それぞれのIfを覗く。 これは そんな話。

友人の風呂を見に行ったら、1年間も風呂のお湯を変えていなかった！ 茶色く濁ったお湯はドロドロで異臭を放ち、人間が入って良い状態ではなかった。 マトモじゃない湯を貯め続けた友…

異星人からのメッセージを受信したと興奮する山口研究員を、冷めた弁当を突きながら周防博士は冷ややかにみていたが……発見は、本物であった！　興奮は周防を巻き込み、ふたりはきれぎれにと…

「ついに完成したわね。助手くん」 「ええ。世紀の発明をしてしまいましたね博士」 　大学の化学研究室にて１組の男女が怪しげに笑い合っている。 　白衣の女性は１つ上の先輩で通称『…

人類が完全に仮想世界に移り住み、現実世界の労働がオートマタに託された世界。 ある資産家の妄執により、遺伝子組み換えによらない手法で青い薔薇をつくり出すことを命じられ、一生を徒労に…

ショートショートです。

AIの台頭が著しい今、我々人類にできることは何か—— そう、AIが学習しても何の意味もない文章をインターネッツの大海に航海させることだッ！！ いくぜ人類、AIを混乱させろッ！！ …

実家で飼っている５匹の猫たち。 ひとり暮らしを始めた私が帰省しても、他の猫たちのようには出迎えてくれないボス猫。 でも、ある時、私がケガをして帰ると……。 初心に帰り、起承転結…

妻が亡くなってから一人暮らしになった老人と、その家へ頻繁に出入りする近所の少年。 ツッコミ多めだが心優しいおじいさんと、気遣い上手だがどこか生意気な子ども。 そんな二人が縁側で…

ただのアルバイトライフ――だったはずが、ポテトで大出世！？ 舞台はファーストフードチェーン店、マグダウェルバーガー。 社員もアルバイトも、ひたすらにポテトを愛し、ポテトで争う「…

食に纏わる隠語×居候の住人同士の物語 ちなみに、1話完結となっておりますので、どのお話から読んでいただいても大丈夫です

蒼 主人公。失敗ばかりで落ち込む毎日

小説を巡る兄弟の話です。

後輩から貰った彼の父親の形見であるタバコ。 そして元カノが残した甘い香水のジッポ。 故人の味を噛みしめる。 その五感、全てで。 長編も書いております。 宜しければお…

100話の怪談を語ると、本物の怪異が現れるとされる「百物語」。 その開催の挨拶に代えて、会長は第0話目の怪談を語り始める。

黒田美穂は年末年始の帰省中、母のこめかみに現れた異様な老人斑に気づく。その染みは徐々に大きくなり、人の顔のような形を浮かび上がらせた。同時に、母の体調は悪化の一途をたどり、美穂は…