「見えず」を含む小説

　２０２２年。死を恐れ、退屈な世界に辟易していた十七歳の陽葵（ひまり）は怪しげな科学者、神宮寺と出会い千年後の未来まで冬眠する事になった。３０２５年、そこは肉体が存在しない脳が作…

友人が幻覚と結婚すると言い出した。 奇妙な結婚式。夫婦生活。 本人が幸せで誰にも迷惑をかけていないなら、別にかまわないのかもしれない。 しかし…、すぐに破綻していく。

壊れないように守ったり、知らないなりに思いやったり。 最初から最後までふわっと。でも一応意味はあります。 おにいさん「私が理解することはできないのか？」 きょうちゃん「き…

その男の走りは早すぎて実体が見えなかった。ただ、残像が残るのみ。そして素早い手の動きはかまいたちのようだった。彼が通った後の住宅のポストには全てチラシが収まっていた。彼の名は藤堂…

第12回創元SF短編賞 最終候補作。 19世紀のボヘミア（チェコ）。人形劇が盛んな首都プラハに、糸で操られるマリオネットではなく、自律動作するオートマタを導入した 新興の劇団〈か…

☆☆これは、単なる異世界転生ストーリーではありません！☆☆ 〜〜〜普段は脇役の私が、どうしてこうなったのよ！？〜〜〜 乙女ゲームの断罪シーンで、断罪することになるのは果たし…

　コミュ障ぼっちな私、薄陰透子のクラスには人気者の女の子がいる。名前は、二見環さん。 　容姿端麗、成績優秀、運動神経もいい。それでいて、いつも明るく笑顔を絶やさない。人気者になる…

山間の小さな村に父親と暮らすエルラ、リリの姉妹。豊かとは言えないながらも、平穏な田舎の庶民としての生活を送っていた。しかし、そんな平和な村はマモノの襲撃で滅んでしまう。生き残りと…

モニタ越しに見えた世界は灰色。そんな月の明かりを見終えた。冬枯れの街路樹と落ち葉。季節は紅葉から雪化粧へ。雪だるまを作っている少女と出会う。目が会うと見栄えするような転び方をした…

＊読みやすいように書き直ししていますが、誤字脱字取りきれていないかもm(_ _)m ですが、よろしくお願いします！ 頭をぶつけて思い出した、私、前世の記憶がある。というか、これ、…

「あらすじ」 これは、現代の暗中模索の日々の中 どこでもあるようでない 喫煙所で 妖怪３人と人間1人による いろんな事があったりなかったり 人の運命を変えたり 変えなかったりす…

　お調子者のインテリアデザイナー、ルーカス・ポッターは、殺人事件の事情聴取を受けたその日、衝動的に幼なじみの元刑事に電話をかけた。三年前にルークをこっぴどく振った男、ブライアン・…

　ＡＩ技術が飛躍的に普及し、近未来のビジネス都市と誇る地域で突如高層ビルが爆発した。 　忙しくも平穏な街でビルの破片が降ってくるなど、だれも予想できるはずもない。 　すべての原…

「あなたは、明日死にます」 突然、俺の夢の中に出てきた言葉。これがすべての始まり。そして彼女との出会い。不思議なことの始まりだった。 夢を見た後の俺は突然数日後が見えなくなった…

魔法遣いとして異世界転移した俺は、得た能力で無双状態を実現した。 初級魔法で魔物を薙ぎ倒し、癒しの力で致命傷を治し、襲われる王族を颯爽と救出する。 にも拘わらず、着替えを覗いて決…

　ドラゴンの一部を改造したドラゴンシップの輸送船”麗しのヴィクトリア号”船員は、幼い容姿で二十歳には見えない女性船長アイリス、天才魔法使いだがギャンブル狂で生活力のないロック、リ…

『たぬき班』と呼ばれる窓際族。 彼らは一体何のために結成され、何をしようとしているのか！？ 楽譜の記号通りに読むと、物語の流れがわかるかも！？

「この国の若者は優秀だが、確かに喧嘩の仕方を知らねえ。だがな、それを代わりにやってやるのが俺たちアタマの仕事だろうが！」 　極東震災から一ヶ月。 　災害の傷跡深い火迎市では、復興…

昔々、芳一という目の見えない童がいた。芳一は身寄りがなかったので、阿弥陀寺の和尚が引き取り、和尚は芳一を琵琶法師にしようとしていた。 ※以前書いたお話ですが、文字制限があって最後…