「人外」を含む小説

悪魔憑き、いわゆる悪魔が憑いた少年少女の物語です。

拙作『魔法使いは○○をうたわない』（完結済）の第1話を、主人公レギの視点から見たお話です。 前作では比較的あっさりと出逢ったように見える彼らですが、実は……。

幼い頃に紅葉の下に捨てられた私は、毎年毎年その『紅』を怖がっていた。 怖がりながらも引き寄せられるその『紅』の下、幼馴染の“彼”が『楓』という呪縛を解きほぐしてくれて…… 『…

ある日の夜に丘の上で寝ていたら、UFOにアブダクション（誘拐）されてしまった宇宙人限界オタクの話です。百合です。

　たとえば、空は黒以外に『青』と『鼠色』があるだとか。 　たとえば、蛇イチゴは食べても美味しくないだとか。 　 　そういう日常の些細な知識を教えてくれたのは、誰だったろうか。 …

ここは、アルス・アーツ大陸。 　主に5大国家から成り立つ大陸である。 　この世界は、人間、亜人（獣に変身することができる。）、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、い…

全て1話140文字程度。最初から読むもよし、気になったタイトルの話から気ままに読むもよし。 ミトラという不可思議な生き物が跋扈する世界で、ミトラと人とが織りなす物語。 ツイッタ…

時代は昭和の終わり頃。神奈川県陽岬市に住む東郷晃一は、吸血鬼と人間の混血である少女……久住シャルロットを拾った。 本来ならば彼女を「狩る」のが晃一の仕事だった。しかし、居場所を失…

　侯爵令嬢リーリヤは、婚約者であるアンダルトと最近噂になってる男爵令嬢エリーゼに、人気のない中庭に呼び出された。 　そこで、いきなりエリーゼが叫んだとき、強い光が眩しく手を翳した…

これは1000年という長き人生に終止符を打たんとする「魔女」と、輪廻転生を繰り返しながらも彼女の事を愛し続けた「人間」の『最期』の物語である。

村人たちに貢物として捧げられてしまった少年。その少年の目の前に現れたのは。

人を喰らって生きる妖鳥 “鸞（らん）”。 主食たる人間を効率よく狩るため、同じ人間の姿で生活することを選んだ鳳凰の雛を始祖とする一族である。狭い里には狭い里のルール、独自の価値観…

世の中とはいかに残酷であるか。 死と縁がなさそうな奴から死んでいく。 彼らには明るい将来が約束されていたはずだった。 死とは決められたものなのか、自分で決めるものなのか。 その…

死者が人の姿を捨てて蘇る、閉ざされた「村」での物語。 新たな命と共に、怪物の姿を得た青年・テツジ。 憎悪と猜疑に心を鎧う彼が「村」で出会ったのは、獣をその身に宿した異形の村人達、…

　悪霊に取り憑かれやすい少年八雲弥尋はある日、夏祭りの夜に妖怪の襲撃を受け、幼馴染みの少女紙代瀬奈と仲間が入れ替わってしまう。 　どうすれば元に戻るのか、あの妖怪の目的はなんな…

水竜の少女諷古、火花の少女りり。 水と火、決して相容れないふたりの夢のような愛のような残酷なファンタジーです。

別世界で魔王として君臨していた女の子――センデリア・エンシャスは当時最強の勇者に敗れ、その命を終えた。 人の温もりに終ぞ触れることなかったセンデリアだったが、最後に彼女が考えて…

「私……人間ジャナイヨ？」 　街に観光に来たという、ふたりのバックパッカー。 　ひとりは、顔の怖い老人。もうひとりは、フードを被った少女。 　そんなふたりは、路地裏で傷ついた…

知人に捧げました『人外マッチョ×中肉中背の人間』の話です。

「あいつがどこの国のどんな貴族でも関係ない。必ず追い詰めて絶対に殺してやる！　絶対に絶対に絶対に絶対にっ！！」 　七星皇国の武家に生まれた陸立理玖。幼い頃は剣の才に溢れ、将来を…