「どこからって？」を含む小説

　ある一年を境に、人類は死を克服した。 　地球ではない惑星。あるいは別次元か別の世界線か、とにかくここではないどこかのお話。 　原因不明の不死と、代わりに発生した病。 　新暦…

ねえ、タカ君。 私はもう存在していないって知っている？ 私が「人間」じゃなくて、神様の子どもだってことを。 あなたと会えた日から、いつも思ってた。 いつかこうなる日が…

第8回W選考委員版「小説でもどうぞ」選外佳作 人生において大切なもの。 それは、選択だ。 どの道を通って、どこに向かうのか。 それを決めるのは、自分自身だ。 さぁ、どっちを選…

　相園タクトは、日本のどこにでもある典型的なブラック企業に勤める社会人。彼はその日も短い睡眠をとった後に、満員電車へと足を踏み入れる。だが直後に眩い光に包まれたかと思えば、そこに…

ある日、風邪をこじらせて寝込んでいた俺は、目が覚めたら、剣と魔法の西洋ファンタジー風の異世界に転生していた。 転生先は、どこかの国の王子らしい。しかもイケメン！　これは第二の人生…

生徒2人を連れてフリアンフィナンシェ学園の分校から本校へ異動した女教師が生徒と結婚(合法)させられたり生徒会のイザコザに巻き込まれたり非公式な決闘の仲裁をしたりする話。 現代風異…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部におきまして、俳句1首部門に応募させていただく作品になります。 よろしくお願いいたします。

　孤独が好きな祐二はいつも１人。どこに行くのも何をするのも１人だ。そんな彼にはお気に入りの場所があった。そこは地元の海が見える展望台。田舎だけあって祐二が行く時間帯は常に貸切状態…

線を引いて敵や攻撃を防ぐ。異世界にやってきて手に入れた能力はどこかで見たことがあるそんな力だった。 派手さもない、使い勝手も微妙な力を使って異世界を生き抜いていく。そんな物語。

「無詠唱魔法なんて、誰でも出来るだろ？」 シナ歴三〇五六年、ある巨大都市サクラメリアに、一人の賢者が転生した。 魔導を極めたはずの賢者は何故か転生後、魔法適正のない無能として扱…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部、一首部門に応募用の作品集です。 ひとつでも何か灯るものがありますように。

百合小説の短編集。一話完結。日常ものからSF風味まで。たまに重いのも。

最近課長に昇進した川原(かわはら)には、二つの悩みがあった。 一つ、任された課がダメ社員の寄せ集めだったこと。 二つ、部下の中でもとびきりの問題児である鬼本(おにもと)が、事ある…

有名な童話でお馴染みの登場人物達が暮らす世界に、突如現れた黒い男。 彼の正体は何なのか…？ 指輪に選ばれてしまった少年赤ずきんの、愛しい恐怖に塗れた物語。 ※この作品は、…

他人の不幸は蜜の味という言葉がある。誰かにとっての不幸を見ることで自分が幸せであると再確認することができるという心理状態から来ているらしい。だけど私にとって不幸というのはどこまで…

高校２年生のみずきは、以前から好きだった歴史の教師に恋をする。最初は歴史の話で花を咲かせているだけだったが、一線を超えてしまうと、二人は、とんとん拍子に進む結婚話に信じられない気…

女の私から見ても綺麗な少女、リナ。 ギルドにやってきたけれども、とっても生意気。 一応仕事だからさ。最初は優しく対応してあげるけど。 さすがに堪忍袋の緒が切れましたわ……。 …

平凡な社会人、藤井洋介には忘れられない人がいる。 吉川るり。 それは彼がまだ子どもだった頃、転校してしまった少女だ。 クラスの中心で、頭脳明晰・品行方正。 運動神経も抜群で、先…

連休を利用して、学生時代の仲間と旅行に出た智司。 導かれるように行き着いたのは、どこか妖しい集落だった。 どうしても抜け出すことの出来ない村に、一体なにが隠されているのか。 二年…

大学を留年した「僕」は、見事にカードゲームにハマっていた。バイトもしていない。実家からの仕送りだけで生活している。では、どこからお金を工面しているのか？――もちろん、父親の稼いだ…