「愛想」を含む小説

本屋でエロ本を買う―― そんな暴挙に出ることにした新高二生の根津浩介。 しかしその目論見は、美人な女店員によってあえなく阻止されてしまった。 友人たちの前、慟哭にかられる浩介………

「俺たちの関係はあくまで、政略上のもの。ですので、よろしくしなくて結構です」 「……え？」 即位を前に政略結婚をする織雅（おりみや）は、とても困っていた。夫となる友好国からの入…

　過去を捨て去り、山奥でひっそりと余生をおくる老人の元へ、「連れ合いを何者かに殺された」という息子が娘を伴って現れた。それは彼らにとって、三十年振りの再会だった。 「助けてくれ、…

魔法使いにだってアオハルはある。 柴田恭太郎さまの自主企画、三題噺『爪・ワイン・インク』に投稿作品。前・後編で完結。 続篇ありhttps://kakuyomu.jp/works…

「おまじないなら一人でやれよ。……俺そういうの、一番相性良くないんだよ、知ってるだろ鈴？」 　学校で流行っているおまじないに付き合って欲しい――双子の妹、鈴に拝み倒されてやむな…

義理の妹の冬香は俺にとても冷たい。 いつも無愛想で「うざ」とか言う。 仲直りしたいと思っていたが、そんな兆しはない。凍った関係のまま、日々を過ごしている。 そんなある日、友人の…

　かつて、大賢者と呼ばれた男が居た。 　彼は魔王と呼ばれる存在を勇者と共に倒した英雄だったが、いつしか人里から深い森の奥へと移り住んでいた。 　人々はそんな不便な場所へなぜ住…

ミリアリアは、王城で開かれたパーティーで婚約者のエリックから婚約破棄を宣言され、精霊の巫女の座からも降ろされた。 にもかかわらず、エリックは精霊の巫女としてのお役目は新たな巫女の…

――貴方のためなら、この命など惜しくありません。 私の命は、貴方の為にあるのです。 王家に仕えるヴィオレット・アスターは、植物――特に毒草――の知識に長けている。 ヴィオレッ…

僕の家にはツンデレな女神様がいる。普段はぶっきらぼうで愛想は無いがデレた時は最高である。

【完結／賢いヒロイン応募作】前世で老若男女あらゆる人を騙した生粋にして最悪の悪女な私がいつの間にか悪役令嬢に転生？ …勿体ない、これだけ駒は揃ってるのにちょっとわがまましてただけ…

　漫画家の遠坂優希には忘れられない初恋の人がいた。 　中学生の頃、人見知りで暗くて愛想のない優希は友だちがいなかった。 　そんな優希に初めてできた親友の結城志穂子。彼女は練乳みた…

　人間の王が治める国、グランフィリア王国。 　多種族が暮らすこの土地から、物語が始まる。 　帝国との戦争が終結してから十六年が過ぎた頃。 　平穏な村に住む少年は、武術、魔術、鍛…

□あらすじのような何か□ 　今考えれば明白だ。あの時の俺はきっと、面白くて、刺激的な物語に飢えていたんだ。 　……いや、違うな。「あの時」なんて、まるで魔が差したみたいな表現をし…

この世に嫌気がさし、ビルから飛び降り自殺した僕は一年と三ヶ月植物人間になった後に息を吹き返した。意識はあるが首より下が麻痺して全く動かない。そんな絶望の縁に立たされた。田端美玲は…

息抜きに丁度良い、肩の力を抜ける時間。 帰り道がそういう物になって、 「お前は何にする？」 「じゃあ、先輩のと一緒ので」 このやり取りが心地いい。 これは、そんな二人のお話。

　皇帝と婚約した竜吉公主は困惑していた。 　約束の時期を過ぎても結婚の儀が執り行なわれないだけではない。 　後宮に閉じこもったっきり出てこないのだ。 　それも、従姉が病気に…

私が、浮気と借金を繰り返す彼を許したのは、彼のことが好きだったから。でも、好きじゃなくなったら、もう許さなくてもいいよね？ ※小説家になろうにも投稿していました。

故郷を失った放浪の令嬢、エリザベート。 彼女は隣国に保護され、とある王子との婚約を強制されていた。 「婚約できないと・・・処刑？・・・う、うそでしょ」 メイドから提示された…