「くせもの」を含む小説

平民出身のギルタ・カーディは、魔法が主体の世界で魔法が使えない生徒、ルドルフ・マルティアンのことが酷く嫌いだった。 ――魔法が使えないくせに、どうして魔法学園に入学してるのか。…

自虐ネタでピエロを演じることでクラスメイトの「シャーデンフロイデ」（他人の不幸を蜜の味と感じる気持ち）を喚起して学生生活を乗り切るスクールカースト底辺の男子高校生・馬場巨人（ばば…

KAC20247「色」 どんなお悩みも小雪とのぞみがズバっと解決⭐ 至近距離で見つめる黒い瞳と白い髪。 壁ドンを強いられるのぞみはもう限界！？ 小雪の白黒に染められるのぞ…

元カノと喫煙所でシガーキスする話です。

何処にでもいる普通の高校生な 田中一郎。そんな僕に変わった彼女らが絡んで来て…… これは、モブの僕と彼女達の物語である！ 「いちろー何言ってんの？いちろーがモブな訳ないじゃな…

大臣は「とりあえず」というのがくせでした。ある日、「とりあえず、コーヒーを」という伝言がいつのまにか大事になり、王様は怒ってしまいました。 「とりあえずといったものは鞭打ちの刑…

中学卒業、高校入学前の二人の、甘酸っぱいお話です。 『とりあえず』その一言で、すれ違う。 お互いの気持ちなんて、当の昔に分かってるくせにね。

「……お前、気持ちが悪いんだよ。女のくせに男みたいで」 　オリアーナは、婚約者と浮気相手の女が口付けを交わしているところを目撃し、女らしくないという理由で一方的に婚約解消される…

冒険者の男はとぁる特性を持っていた。 それは好きな異性に対して臆病になる特性。 ああ、冒険者のくせにそれでいいのか？ これはそんな男のヘタレな物語。

『過去最大の面倒事のにおいがするぞ』 最近やけに人間くさくなってきた守護聖獣がため息まじりにつぶやく。 諦めてるくせにー。 面倒事？大歓迎じゃない。 ギリギリ青ウルフの攻撃が…

ある日突然真夜中に現れた男は──え、腹違いの兄？普段貴族やってるくせに、明日から一般庶民やります！って……本気？？ ＫＡＣ２０２４お題「住宅の内見」参加の短編。 ※この作品…

体育館を爆破、女子の髪の毛をボサボサに、ズボンを下ろしたり、先生の字を汚くしたり、そんなことをして楽しむバカな魔法使い。しかし、実は彼女は魔法使い検定一級で、超絶魔法が得意だが、…

眼鏡を愛するイェリナは異世界転生者だ。けれど転生した世界には、眼鏡が存在しなかった——！ アカデミーに進学したものの、眼鏡しか眼中にないイェリナは友人が１人もできない。 そんな…

大清康熙二十一年、琉球国。清から帰る船のなかで怪しげな肉の切り身をうっかり食べてしまった、若きエリート官僚の朝明と己煥。気がつけば死なない体になってしまっていて――― 不老不死の…

【毎日投稿】 　ずっと病弱で、ゲームが生き甲斐だった俺は———気付けば【勇魔大戦】と呼ばれるゲームの魔法だけ強い悪役貴族のイルガ・マジックロードに転生していた。 　このキャラは…

「ねえ……休憩がてら、シちゃう？」 「……そういうのは、宿題が終わってからの約束だから」 「ふうん？　ほんとはめちゃくちゃシたいくせに♡」 　高校1年生の夏休み。 　今日もぐら…

　山頂にある村、オイスト村の一角に住む老人、ジョージ＝フォスターは、妻のローズと二人暮らし。 　いつものように穏やかな朝を迎えたある日、日本に住んでいた前世の記憶が蘇る。 「ど…

ナタリアは２０歳。 ダドリー伯爵家の三女、七人兄弟の真ん中だ。 彼女の家はレーニエ王国の西の辺境で度重なる天災により領地経営に行き詰っていた。 貴族令嬢の婚期ラストを迎えたナタリ…

澄実ヶ原小学校の5年1組の科音御影は、ここのところ突き刺さる視線に戸惑っていた。分かっているのは、その視線が突き刺さる時、傍には決まって特定の男子がいることと、視線に強い攻撃性を…

俺には三分以内にやらなければならないことがあった―― 英雄として表彰されるため皇帝と謁見する日に寝坊した少年ジュキエーレ。 しかも朝起きたらなぜかピンクのフリフリネグリジェにツ…