概要
これがただのわがままだと言われても、否定はしない――
ある日、突然色を失った青年は、山中を彷徨った先で『草花』に助けられ、『早瀬』という名を得る。
早瀬として草花と過ごしていた一方で、早瀬を捜す男がいた。
男の名前は『惺流塞』。かつて使えてくれたいた使用人の失った『色』を取り戻すため、『隠世』という名の筆を用い、『色鬼』と呼ばれるあやかしを狩っていた。
そんな惺流塞の元に、季節外れの紅葉している場所があるという一方がもたらされる。
待ちわびていた『色鬼』の出現に惺流塞が向かってみれば、そこには盲目となったことで家を追い出された使用人、早瀬がいた。思いがけない再会に喜ぶ惺流塞だが、早瀬は差し伸べられた手を掴もうとはしなかった――
投稿は全28話。9月27日の夜21時から、基本的に2話ずつの投稿となります。
読み進めそうであれば、心広く許容できる方、よろしくお願いいたします。
早瀬として草花と過ごしていた一方で、早瀬を捜す男がいた。
男の名前は『惺流塞』。かつて使えてくれたいた使用人の失った『色』を取り戻すため、『隠世』という名の筆を用い、『色鬼』と呼ばれるあやかしを狩っていた。
そんな惺流塞の元に、季節外れの紅葉している場所があるという一方がもたらされる。
待ちわびていた『色鬼』の出現に惺流塞が向かってみれば、そこには盲目となったことで家を追い出された使用人、早瀬がいた。思いがけない再会に喜ぶ惺流塞だが、早瀬は差し伸べられた手を掴もうとはしなかった――
投稿は全28話。9月27日の夜21時から、基本的に2話ずつの投稿となります。
読み進めそうであれば、心広く許容できる方、よろしくお願いいたします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!大事な人間から奪ったもののために足掻く絵師、しかし想いはすれ違う。
想いを譲り合うのは、難しい。
簡単に譲れぬゆえの想いだから。
妖を身の回りに置く絵師様の、過去が明かされこれからが示される物語。
所在不明になってしまっているかつての従者。
自分のせいだと悔やみ彼が奪ってしまったものを取り戻そうと家を出奔した若様は、絵師となり、色の怪異を追う。
中々気難しい頑固な若様が上手く描写されてます。
状況からいって相手に甘くしたり手を緩めたくなるのですが、ほぼ全然譲りません。
(一応、譲歩したのかな!?)
別作品にも出ていますが、見事に性格が一貫してます。
上司にするならかなり相性に左右されそうです。
妖の設定も良きですが、扱いと対処が難しそうな若様でもな…続きを読む