概要
世界の東の果ての国、日本の古都で繰り広げられる、「姫」をめぐる物語
自分を「所有」している者に、莫大な富をもたらすという正体不明の「お姫様」の子孫、源(みなもと)鈴子(すずこ)。
それを奪い返そうと、通称を「鬼」と呼ばれる正体不明の生き物たちが、何処からともなくやって来る。
由緒正しい鬼退治の家柄である、源(みなもと)、渡辺(わたなべ)、坂田(さかた)、碓井(うすい)、卜部(うらべ)という五つの家は、千年間、その正体不明の「敵」と戦い、それを退けてきた。
そして21世紀を迎えた現在、五つの家の血は薄まり、「敵」と戦える力の持ち主である「見鬼(けんき)」は、その数を大きく減らしていた。
ある日、渡辺家の見鬼の一人である渡辺(わたなべ)遥(はるか)は、京都にある「坂(さか)ノ上(うえ)学院」へと、強制的に転校させられる。
そこは、鬼に狙われ続ける