概要
恋に憑りつかれたら、こんなことになっちまうかもしれません
そこそこ冴えない男、佐藤。なんだか腹におかしなはれものが出来てしまって……。
てやん亭 今竹松、まだまだ黄色い嘴のひよっこ噺家でございます。新作の怪談噺をお持ちしましたんで、宜しければ皆様、暇つぶしに一席お付き合いくださいまし。
少しでもお楽しみいただければ幸いです。
てやん亭 今竹松、まだまだ黄色い嘴のひよっこ噺家でございます。新作の怪談噺をお持ちしましたんで、宜しければ皆様、暇つぶしに一席お付き合いくださいまし。
少しでもお楽しみいただければ幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!美は善であるとは限らない
佐藤の腹に、とても美しい〝デキモノ〟が出来た。
ここから始まるのは、奇妙な縁の物語。
落語の語りで綴られた、二世に渡る因縁譚。
腹のデキモノは病院の診断では特に心配するものではないとの事。
だが、そのデキモノは喋ったのだ。
つまりデキモノは人面疽だった。
そして、女性だった。
彼女が語るのは、佐藤との前世の因縁の顛末。
はてさて、この後の佐藤はどうなるのか。
はたまた、その人面疽はどうするつもりなのか。
物語の結末で、読者は積み重なった罪の結末をも見ることになるだろう。
笑いと悲しみと怒りと恐怖が、ここにはある。
喜怒哀楽を揺さぶる奇怪な痴情の縺れは、驚天動地の娯楽作品ともなり、必見…続きを読む - ★★★ Excellent!!!惚れた腫れたは当座のうち。そのはずが……
惚れた腫れたは当座のうち。よく申したものです。
人の恋心の寿命は下手すりゃ腫れ物が出来てから跡形なく消えるまでよりも短いもんで、世間を見渡せば、あれだけ愛した女が、あれだけ愛した男が、そんな愚痴を言っては別れる男と女ばかりでございまして。
死んでも男に恋する女。しかも別嬪さん。いいじゃありませんか。そう言いたいところですが、死んだ後に会いに来るというのは可笑しな話です。
近頃世間に流行る「悪役令嬢」とかではございません。気立ても綺麗なのですよ。醜い女は見たくないと目を瞑らないでいてもらえませんか。ただ、長い時間に相手を想い続ければ、気を病むのが人というものでして……
そこのモテないお…続きを読む