概要
恋に憑りつかれたら、こんなことになっちまうかもしれません
そこそこ冴えない男、佐藤。なんだか腹におかしなはれものが出来てしまって……。
てやん亭 今竹松、まだまだ黄色い嘴のひよっこ噺家でございます。新作の怪談噺をお持ちしましたんで、宜しければ皆様、暇つぶしに一席お付き合いくださいまし。
少しでもお楽しみいただければ幸いです。
てやん亭 今竹松、まだまだ黄色い嘴のひよっこ噺家でございます。新作の怪談噺をお持ちしましたんで、宜しければ皆様、暇つぶしに一席お付き合いくださいまし。
少しでもお楽しみいただければ幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ホラーも笑いも涙も、全てをバランスよく兼ね備えた好編!
幻想的な純文学作品お得意の遠部右京さんの最新作。
今回は、てやん亭(でい)今竹松(こんちくしょう)の語る、小噺になります。
物語は、とにかく地味な主人公佐藤のお腹にできた出来物が、次第に顔に、しかも美女になっていく、というところからスタート。ある時、出来物が話を始めたので、驚いて聞いてみると、「私は前世にあんたに惚れていた遊女さ」ということです。
佐藤は皮膚科の鈴木医師のところに行って診察を受けると、鈴木が意外なことを言い出します。。
これはよい作品でした。ホラーも笑いも涙も、全てをバランスよく兼ね備えている。 純文学が書ける人は、人の心を揺らせる人だから、笑いも涙も取れるん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人面瘡として現れた「前世の恋人」。彼女との奇妙な同居(?)の行く末は?
これは凄く楽しいホラー。そしてどこか切なさもある恋愛ストーリーでもあるというのがまた満足感が高いです。
主人公の佐藤は、ある日に自分の腹に「人面瘡」が出来てしまったことに気づく。
女の顔が浮き上がり、やがては言葉を発するようになり……
シチュエーションを考えると中々に不気味な状況ですが、落語調の軽快なテンポで進むので、どこか飄々としたおかしみがあるのがまた面白いです。
話を聞くと、どうやら人面瘡は前世で佐藤の恋人だったという。だが、佐藤のせいで非業の死を遂げ、そのどうしようもない鬱憤を晴らしたいと言い出すという。
前世で縁のあったという別嬪さん。冴えない中年となっている佐…続きを読む