美は善であるとは限らない

佐藤の腹に、とても美しい〝デキモノ〟が出来た。
ここから始まるのは、奇妙な縁の物語。
落語の語りで綴られた、二世に渡る因縁譚。

腹のデキモノは病院の診断では特に心配するものではないとの事。
だが、そのデキモノは喋ったのだ。
つまりデキモノは人面疽だった。
そして、女性だった。

彼女が語るのは、佐藤との前世の因縁の顛末。
はてさて、この後の佐藤はどうなるのか。
はたまた、その人面疽はどうするつもりなのか。

物語の結末で、読者は積み重なった罪の結末をも見ることになるだろう。

笑いと悲しみと怒りと恐怖が、ここにはある。
喜怒哀楽を揺さぶる奇怪な痴情の縺れは、驚天動地の娯楽作品ともなり、必見必至な因果の果てを見せるだろう。
乞う、ご期待である!

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