概要
死んで祟って封印された女を愛したのは、現代の冷徹イケメン御曹司!?
よみがえった見知らぬ現代に右往左往するカミサマ女子
✕
苦労人な冷徹ビジネスマン + 化け猫!
百五十年の時を越えた二人の再生と解放は――契約結婚からはじまります!
✿ ✿
明治の頃、哀しみを抱いて入水した娘、澪(みお)。
澪は死後、祟り神に堕ちて調伏され、封じられてしまった。
しかし令和の世、その祠の封印が破られる。
そこにいたのは桐吾(とうご)という男。
(冬悟さん――?)
澪の許婚だった冬悟(とうご)に似ている桐吾――だがその姓は〈久世〉。過去に澪を死に追いやった家の名だった。
桐吾はよみがえった澪に告げる。
「――これは契約だ。俺はおまえを〈妻〉として守ろう」
✿ ✿
※女が神、男が人という逆転スタイルですが、不幸な女性のシンデレラストー
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!愛せちゃう、祟り神さま。
ちょっと待って、っていいたくなるやつです。
すごい構えるじゃないですか。祟り神ですよ。祠と封印、やぶっちゃうんですよ。もう涙目でページ送るに決まってるじゃないですか。禍々しき念を抱えた怨霊がどよーんって出てきて、でもヒーローの真摯なあれこれでこころが解きほぐされてみたいなやつですよねうううがんばりますってなりますよね。
ぜんぜんちがいました。
でも、やっぱり泣きました。
祟り神さま、可愛すぎて、健気で、そうして、あったかくて。
悲劇を抱えて身を投げたというのに、百五十年ぶりに蘇ったというのに、自分のことよりひとのことばかり心配する祟り神=ヒロイン、澪。どこかゆるくてふわふわで、戸惑い…続きを読む - ★★★ Excellent!!!祟り神と呼ばれても、おっとり可愛いお姫様を応援したくなります。
永い眠りから目覚めて起きたら、なぜか、祟り神と呼ばれてしまった澪姫。
祟り神ってもっとドロドロした怖そうな感じがするのですが、澪さんは、おっとりしていて、可愛いお姫様にしか見えません。
そんな澪さんと出会った久世桐吾は、彼女に、自分を養子にした久世家を祟ってほしいとお願いします。
どう見ても、澪さんのような可愛い女の子が祟るとは思えず、桐吾さんの願いをどのようにかなえていくのかが興味深いです。
そして、自分の見合いをぶち壊したい桐吾さんは、澪に妻のふりをしてほしいと頼みます。
共に生活を始める二人の関係もドキドキさせる、祟り神と人間の男性の恋の行方に目が離せません。
ぜひ、オスス…続きを読む