概要
その元へ謎の「石碑」が発見されたと連絡が入る
そこに書かれたものと、日本の、そして世界の行く末は如何に‥‥‥
「10」「羽」「命令」
三つ全部入れてみました(;^ω^)
カクヨムネクスト賞への応募としまして、また「序章」という形で申し訳ありませんm(__)m
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!封印された文字が、歴史の嘘を暴き始める
大学で神代文字の研究に没頭する助教・桐嶋愛希葉は、恩師の教授とともに山奥の発掘現場へと向かう。
現地にあったのは、洞窟の奥深くに刻まれた不気味な石碑。そして、厳重すぎる国の監視。
なぜか集められた各分野の専門家たち。だが、観察は許されても記録は禁止。誰かが何かを隠している。
それでも彼女は気づいてしまう。
その文字は、今の日本語の土台である漢字や仮名に至る以前──
もっと古く、もっと根源的な「言語の骨」に似ているということに。
消された起源。改竄された文字。
そして、誰も触れようとしない本当の始まり。
研究室では決して辿り着けない真実が、いま、彼女の目の前にある。 - ★★★ Excellent!!!我々の祖先が残した言葉に託した想いとは
誤解を怖れずに言えば、言葉は一人歩きする運命にあります。発した人物が誤解を解く説明をできても、人物が言葉より先に現世から居なくなることは必定です。
発した人物が世を去って、残された言葉は人の想いを伝えることに成功するのか。本作の主眼はこの一言に尽きると評者は見ています。決めつけであっても。
しかし小難しいことが分からなくとも本作は読者を飽きさせません。日本語における文字の成立についての定説と反論、民族の遺伝子的由来、などなど豊富なギミックにより見事な伽藍を作ります。
私達の祖先は何を言いたかったのか。私達は読み取れるのか。タイムマシンはありません。在るのは文字のみ。私達の技量が試されま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!日本人とはどんな存在だったのか? ルーツを手繰り寄せる考古学系ホラー
出てくる単語の数々を見て、ついニヤリとさせられる作品でした。
考古学の世界で登場する「神代文字」をテーマに扱った本作。
神代文字とは日本の歴史の教科書に出てくる「前」の時代にあったかもしれない文明に属するもの。
考古学者の中で神代文字のことを本気で扱おうとする人間がいれば、学会では「変人」扱いされて居場所がなくなる、というのが定番でした。
それゆえにオカルト好きの間では強い魅力を持つものでもあり、日本神話系のホラー作品を愛好する者といては、その単語を見るだけでも嬉しくなる素材でもあります。
そんな「神代文字」について探求する学者たちが主人公。彼らが神代文字について事実を紐解…続きを読む