概要
身近な出来事や実際の犯罪について推理するショートショート集です。
昭和四十四年(1969年)から始まるお話。この年女子大生になった小柄な少女、一色千代子は大学のミステリー研究会というサークルに加入します。そこで大学内で起こった不可思議な事件を解決したり、法医学教室の先生や警視庁の刑事と知り合いになったりして、実際の犯罪事件まで解明するようになります。
〈法医学の知識は専門家のアドバイスを受けています〉
(以前Webで公開した小説の中から一色千代子の活躍のみをまとめた連作群です)。
〈法医学の知識は専門家のアドバイスを受けています〉
(以前Webで公開した小説の中から一色千代子の活躍のみをまとめた連作群です)。
お読みいただきありがとうございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!昭和の時代を舞台にした法医学+ミステリー
推理小説が好きな女子大生が、色々な事件を解決していくミステリー小説です。
短編になっていることが多く、伏線がすぐに回収されるので、忙しい人にも安心ですよ。
おすすめポイントは時代設定が1969年であることと、法医学が関わってくること。
時代設定については、現代のようにそこらじゅうに監視カメラがついているわけではないし、
DNA鑑定が出てくるわけでもなく、何かとインターネットで調べられることもなく、
往年の王道ミステリーを読んでいるかのような安心感があります。
また法医学については知らないことも多く、
被害者の遺体や犯人の残したものが、どのように証拠になるのか興味深いです。
死人に口な…続きを読む