青春、それはオレンジ。【カクコン10挑戦中っ！】

あなたの青春は、何色ですか？


「青春」

それは人生において、若く活気のある時代を指す。
主に中高生時代のことを「青春」という。

青春の青は暗闇みたいなダークブルーとは言ったもので、青春の色は十人十色。
青ではなく、熱い赤かもしれない。
あるいは、黄昏のような、オレンジ―――

最後にもう一度、


あなたの青春は、何色ですか？






少し遅いですが、あなたへの、贈り物です。

素晴らしい感性
惚れ惚れする程の豊かな感受性
それらがたっぷりと散りばめられた純文学作品です。

これ以上の言葉はいりません！

ただ、読むべし！です。

素敵な作品に感謝と賛辞を

　この小説から私が感じたのは2つです。

　一つは、「地平線の向こうを見たような気がする」です。
　舞台は現代、しゃべり言葉もノーマル、病名はともかくぶっ飛んだ設定なし。でも、すごく響きます。

　もう一つは、「感覚がとても鋭く、それがストレートに出ている」です。
　PLECの方たち、KKＧの方たちもですが、感覚がとても鋭く、ストレートに紡いでます。若いっていいですね。

「君の青春の色は何色？」
「もし何色にでもなれるなら、何になりたい？」

そんな問いかけから始まるこの物語は、きっと––––とても優しく切ない、救いの物語だと私は思います。
この物語は、一般的には幸せな終わり方ではないのでしょうが……それでも、どこまでも鮮烈に、美しく、太陽のようなオレンジ色の花を咲かせているようです。

ぜひ、この決して無彩色では終わらない––––鮮やかなオレンジ色をした青春の物語を、ご一読ください。

時に激しく、時に穏やかに描写される心理描写や情景描写に、貴方も自分の青春の色を思い出すことでしょう。

読み終わって目蓋を閉じると、浮かんでくるオレンジ色の世界。

小さな窓に映る空が茜色に輝いて、真っ白な病室はオレンジ色で一杯。
その中で他愛ない会話を交わし、笑い合う二人がいる。

そんな光景が自然に浮かんできたのは、この物語が素晴らしいからでしょう。


心によって、見えている世界は変わるんです。

この物語を書いた作者様の心は、きっと―――

まず、あらすじ。
主人公の千景十彩くんがおんなじ悩みを持った、高嶺の花――温海心橙ちゃんと出会うところから始まります。

次第に二人は距離を詰めていくのですけれど、幸せな時間はそう長く続かず……。

あなたの青春は何色でしたか？
現在進行中のあなたの青春は何色ですか？

無彩色の世界に彩りを与えたのは――……

そう、オレンジ色。

二人を取り巻く運命と、青春の色。
ぜひ、その二つに注目して読んでください！

切ないのに優しさと甘さもほどよくあって
繊細な描写の中に、作者さまの清らかな心が透けているよう

言葉にするのが難しいのが、青春
甘酸っぱいと表現しがちなこの多感な時期を
儚く、それでいて巧緻な世界観で表現されています

優しいそよ風に心がふるわされて
主人公二人の想いに寄り添いたくなる、そんな一作

十彩くんからの最後のラブレター
それに込められた彼の想いは、
きっとこれからも心橙ちゃんを照らし続けることでしょう

心のデトックスに最適な御作
是非沢山の方に愛でて頂きたいですね～

この作品は、いつも以上に詩さんらしさが滲み出た作品です。
とっても描写が流れるように綺麗で、大好きな作品です！

詩さんの切実な想いが込められた作品。
ぜひ一度、読んでみては？

「青春の色は何色？」

その問いかけから始まる、ある二人の切ない話――。

主人公の十彩くんがある日、クラスの高嶺の花と呼ばれる女子と出会います。
どうやらその彼女も、彼と同じような悩みを持っているらしく……。

そしてそんな二人の関係を見守りつつ、実は裏でもう一つの出来事が進行していきます。

それは――……。


あらすじはこんなところ！
作者さんの詩さん、ほんとに感性というか描写とかが繊細できれいで……それがふんだんに盛り込まれている作品です！
最後まで絶対読んで欲しい！

短編なのでぜひ隙間時間にでも！