余命を課金してたら【推しの錬金女子】がいつの間にか【世界ランク】になってた。〜仕事そっちのけで俺に甘えてくるアリョーナとの貧困生活〜

限られた命を抱えたまま、
青年・入屋悠里は、読んでいたファンタジー小説の世界に落ちた。

焼け焦げた森、崩れた街。
中世ナーロッパ風の異世界で、悠里に残されたのは、
半裸の身体と、がんを抱える運命だけ。

生きるために手を伸ばし、
戦場で血を流す青年と、銃を構える少女を救ったとき、
彼は賢者様と呼ばれる存在になった。

この限られた命で、何を残せるのか。

やがて彼は、出会った小さな錬金術師に、
すべてを賭ける決意をする。

これは、余命を懸けた、もうひとつの成り上がりの物語。

追いついたのでレビューを書きます。

癌により余命が限られた主人公。その中で惹かれたヒロインが存在する世界に転生する。

というのが、基本骨子です。違う点は自らの寿命を言葉通りに「課金」するという点。

それを用いて推しを一流の錬金術師へと押し上げる。命懸けであることは当人が最も理解していたが、底の見えない余命は果たして理性の箍を保たせるのか？

推し活は命懸け！最後の最後まで見届けさせていただきます！

思ったよりハードな課金制があり。
文章は読みやすく、設定はきっちりと組み込まれています。
読ませる文章力(*´ω｀*)

引き続き、よろしくお願いします。

『余命を課金』という、かつて見たことがない設定に惹かれ、読み進めてしまいました。
物語はコミカルにテンポよく進むのに、そこはかとなく切なさが宿り情緒を揺さぶられます。
主人公の課金度合いは今はまだ低めですが、これからどんどんツッパしていくのだろうか…！
凝った世界観とヒロイン・アリョーナの可愛さも必見です！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（219文字）

※読み合い企画からのレビューです

膵臓がんになり抗がん剤治療を受けていた主人公は、ひょんなことから読んでいた物語の世界に入り込んでしまう
その世界で、小説内の推しとあまあまな生活を送る──と言うのが本作品のプロローグの内容なのだが、タイトルを読んでわかる通り、主人公は自らの余命を"課金"し、ヒロイン・アリョーナをプロデュースする、……らしい

らしい、と言うのは他でもない
レビュー当時、本編にはまだアリョーナが登場していないからだ

だが、考えてみてほしい
自らの余命を切り崩し、愛する少女と共に残り短い人生を幸福に生きる主人公を
こんなの、設定の時点で半分勝ちである
そのまま幸せな終わりを…続きを読む